技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

車載用電力変換技術 (パワーエレクトロニクス) の動向とその高電力密度化技術

車載用電力変換技術 (パワーエレクトロニクス) の動向とその高電力密度化技術

~インダクタ・トランスの基本 / 磁気部品の一体化 (結合インダクタ・結合トランス) / パワー半導体の高周波駆動化、ノイズの基本と低減~
愛知県 開催 会場 開催

開催日

  • 2020年4月16日(木) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 磁気回路の基本
  • インダクタ・トランスの基本
  • 磁気部品の一体化 (結合インダクタ・結合トランス)
  • パワー半導体の高周波駆動化
  • ノイズの基本と低減に向けた応用技術

プログラム

 Co2排出削減のため自動車は内燃駆動から電動化が急速に進んでいる。特に、 ハイブリット自動車、48Vマイルドハイブリット自動車、プラグインハイブリット自動車、電気自動車、燃料電池車へと自動車の形態が移り変わっていく中で、より小型を維持したままで大容量な電力変換システムが要求される。電力変換器を小型化する上ではこうした中で、近年においては各電動化車両においては磁気部品の工夫による体格低減を試みが散見される。
 そこで、本セミナーではまず近年の車載用変換器に用いられているインダクタ・トランスの最新動向について触れ、その後、誰でもわかるように磁気部品に関する基本理論から解説し,、その理論を用いた応用設計 (結合インダクタ・結合トランス) へ議論を展開する。後半では、ワイドバンドギャップ半導体による高周波駆動化とソフトスイッチング技術による変換器の高電力密度化の可能性について述べる。特に、高周波駆動化を実施する上では、“周辺の受動素子への対応”と“ノイズ増大”が問題となる。そこで、受動素子とノイズの基本について述べ、これらの最新技術動向について解説する。

  1. 車載用電力変換器に搭載されるDC-DCコンバータ用磁気部品の最新動向
    1. Co2削減に向けたパワーエレクトロニクス全般の技術動向
    2. ハイブリッド自動車 (HEV)
    3. マイルドハイブリット自動車 (MHEV)
    4. プラグインハイブリット自動車 (PHEV)
    5. 電気自動車 (EV)
    6. 燃料電池車 (FCV)
  2. 磁気部品の小型軽量化が可能な高電力密度変換用磁気部品の設計方法
    1. 磁気回路法の基本
    2. 非絶縁DC/DCコンバータ用の応用設計例と実証評価 (結合インダクタ)
    3. 絶縁DC/DCコンバータ用の応用設計例と実証評価 (結合トランス)
    4. マルチフェーズLLC共振型コンバータのトランスによる電流バランス化技術
  3. 化合物パワー半導体による高周波化+ソフトスイッチング技術による高電力密度化
    1. ワイドバンドギャップ半導体適用による電力変換器の小型軽量化
    2. ソフトスイッチング技術の基本
    3. 化合物パワー半導体とペアリングとなる受動素子
    4. ノイズの基本
  4. セミナーのまとめと今後に向けた提言
    • 質疑応答

講師

  • 今岡 淳
    名古屋大学 未来材料・システム研究所
    准教授

会場

愛知県産業労働センター ウインクあいち

10F 1007

愛知県 名古屋市中村区 名駅4丁目4-38
愛知県産業労働センター ウインクあいちの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,800円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/2 樹脂材料のEV駆動モータ/パワーデバイスへの実装に向けた高電圧絶縁特性の基礎と評価法 オンライン
2024/5/8 ソニー・ホンダモビリティ、Tesla、BYDのEV開発戦略 東京都 オンライン
2024/5/8 自動車の電動化に向けた半導体封止樹脂の設計と評価 オンライン
2024/5/10 半導体ウェハの欠陥制御と検出、評価技術 オンライン
2024/5/13 設計者CAEのための材料力学 (理論と手計算) オンライン
2024/5/13 欧州のサーキュラーエコノミー政策動向とELV (廃自動車) 規則案 東京都 会場・オンライン
2024/5/14 人間-機械 (自動車) インターフェイス製品の人間工学の考え方とその評価 オンライン
2024/5/14 SRモータの基礎とEV実用化への最新動向 オンライン
2024/5/14 EV×グリッド活用と今後のビジネスチャンス 東京都 会場・オンライン
2024/5/16 電源回路設計入門 (2日間) オンライン
2024/5/16 酸化ガリウムの基礎とパワーデバイスの開発動向 オンライン
2024/5/16 電源回路設計入門 (1) オンライン
2024/5/16 xEVにおける車載電子製品のサーマルマネジメント 東京都 会場・オンライン
2024/5/21 xEVのPCU (パワーコントロールユニット) と自動車用パワーエレクトロニクスの技術動向 東京都 会場
2024/5/23 電源回路設計入門 (2) オンライン
2024/5/27 SiCパワー半導体の最新動向とSiC単結晶ウェハ製造の技術動向 オンライン
2024/5/27 EVの最新技術動向と将来展望 オンライン
2024/5/28 車載電池・リチウムイオン電池の爆発・火災事故の傾向、 その安全性向上技術、過酷試験の進め方、規制対応 オンライン
2024/5/28 自動車シートの座りを人間工学の眼で観る オンライン
2024/5/30 EV用モータの技術トレンド 東京都 会場・オンライン

関連する出版物