技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

バイオセンサの基礎および製品開発への応用

バイオセンサの基礎および製品開発への応用

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、マイクロ・ナノ技術およびMEMSバイオセンサの基礎から応用までわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2019年11月22日(金) 10時00分 16時00分

プログラム

第1部 マイクロ・ナノ技術の医療機器への応用

(10:00~12:30)

 国内の医療機器市場は、約3兆円の規模がある。診断機器、治療機器などが開発されてきたが、大型の機器だと、日常生活や体内で用いることが難しい課題がある。さらには細胞などの微小なバイオサンプルを正確に扱うためには、対象と同程度の構造作製が求められる。近年のマイクロ・ナノ加工技術の進展に伴い、生体との親和性が高い医療機器の作製が可能となってきた。小型化とポータブル化が実現されている。
 本セミナーでは、体外と体内で用いるマイクロ・ナノ技術を予防・診断・治療機器に応用した結果を整理して概説する。医療機器のクラス分類を踏まえた上で、各技術の実用化の可能性を検討する。テキストは、過去に講師が用いた内容を改訂するもので、最新の知見を盛り込みつつ、わかりやすくなっている。マイクロ・ナノ技術の医療機器への応用を分かりやすく解説いたします。新規市場参入をお考えの方を中心に、ぜひ、ご参加をご検討ください。

  1. マイクロ・ナノ医療機器の概要
    1. 医療・バイオ応用の国内外の市場
    2. 医療機器の各分類
    3. マイクロ・ナノデバイスの利点
    4. 健康・医療へのアプローチ
  2. 体外での生体物理情報の計測
    1. 血圧測定
    2. 脈拍・心拍測定などの神経信号の測定
    3. 呼吸測定
    4. 酸素濃度測定
    5. 運動量測定
  3. 体内埋め込み型のデバイス
    1. 人工内耳・中耳
    2. 血流・血管内圧センサ
    3. 眼圧センサ
    4. 人工網膜
  4. 体内の物質輸送と採取
    1. 中実マイクロ・ナノニードル
    2. 中空マイクロ・ナノニードル
    3. 飲み込み型デバイス
  5. 創薬と医療に向けた生体外での細胞操作
    1. ドラッグスクリーニング
    2. 物理的な細胞内デリバリー
    3. 細胞プリンタ
  6. まとめ

第2部 MEMSバイオセンサの基礎および製品開発への応用

(13:10~16:00)

 病気の検査を簡易かつ迅速に行う方法は、正確な診断や治療効果の検証、再発や転移の調査をするために極めて重要です。ごく微量の血液や呼気ガスなどにより病気の診断が行えるようになれば、自宅やクリニックなどで簡単・迅速・安価に検査が可能になります。たとえば、我々は病気にかかると、その病気や炎症に由来した生体内分子が血液中に増加します。この病気由来の分子 (バイオマーカー) を特異的にとらえるバイオセンサを使用して病気の検査が行われます。
 本セミナーでは、MEMSセンサチップ上でマーカー分子を特異的にとらえ、吸着の様子を電気信号に出力するMEMSバイオセンサ技術を紹介します。この技術により一滴の血液からさまざまな病気を検査する診断チップの開発が期待できます。また、MEMSバイオセンサが検出可能な対象は、生体内分子のみに限らずウイルスやガスなどを検出することができるため、様々な応用開発事例を紹介します。

  1. 非標識バイオセンサの基礎
    1. 標識法を用いたバイオセンサ
    2. 非標識バイオセンサの仕組み
    3. 水晶振動子マイクロバランス
    4. 表面プラズモン共鳴
    5. イオン感応性電界効果トランジスタ
    6. MEMSセンサ
    7. 共振駆動型
    8. 表面応力型
  2. MEMS表面応力バイオセンサの動作原理
    1. 応力検出の原理
    2. 表面応力トランスデューサ
    3. 光干渉型トランスデューサ
    4. CMOSイメージセンサとの融合による信号処理
  3. MEMSデバイス製造技術
    1. MEMS製造プロセスの基礎
    2. 犠牲層エッチングを用いた製造技術
    3. 転写プロセスを用いた製造技術
    4. 二次元材料を用いたMEMSセンサの製作方法
  4. バイオセンシンング応用事例
    1. センサの界面構築技術
    2. 抗原抗体反応
    3. ウイルス検出
    4. 神経伝達物質検出
    5. 化学物質 (ガス) 検出

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 人工知能/機械学習等プログラム医療機器の承認・認証・保険適用とサイバーセキュリティの基礎及び最新動向 オンライン
2024/4/22 薬事承認・保険適用・診療報酬改定に関する理解とそれらを総合した戦略の重要性とその要点 全2コース オンライン
2024/4/22 薬事承認・保険適用・診療報酬改定に関する理解とそれらを総合した戦略の重要性とその要点 (実践・戦略編) オンライン
2024/4/23 ポリマー表面へのタンパク質吸着制御と評価、表面設計 オンライン
2024/4/25 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/4/25 滅菌の基礎と滅菌バリデーション入門 オンライン
2024/4/25 欧州医療機器規制MDR (Medical Device Regulation) セミナー オンライン
2024/4/26 中東主要国の薬事規制比較と現地対応手法 オンライン
2024/4/26 医療機器とヘルスケア機器 (非医療機器) に向けた薬機法と製品/パッケージデザイン・商品プロモーション開発 会場・オンライン
2024/5/8 中東主要国の薬事規制比較と現地対応手法 オンライン
2024/5/9 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/5/9 滅菌バリデーションの深堀と見落としがちな滅菌バリデーションの留意点、最新米国FDA等EO環境問題と代替滅菌プログラム動向、無菌性保証とパラメトリックリリース (PIC/S ANNEX17) とその推奨 オンライン
2024/5/9 滅菌の基礎と滅菌バリデーション入門 オンライン
2024/5/10 医療機器とヘルスケア機器 (非医療機器) に向けた薬機法と製品/パッケージデザイン・商品プロモーション開発 オンライン
2024/5/13 欧州体外診断用医療機器規則 (IVDR) の要求事項と対応ノウハウ オンライン
2024/5/15 ユーザビリティエンジニアリング要点セミナー オンライン
2024/5/16 ISO 13485:2016が要求する医療機器サンプルサイズの根拠を伴う統計学的手法 (全2コース) オンライン
2024/5/16 ISO 13485:2016が要求する医療機器サンプルサイズの根拠を伴う統計学的手法 (Aコース 基礎編) オンライン
2024/5/16 Computer Software Assuranceセミナー オンライン
2024/5/17 QMSR徹底解説 (初級講座) オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/9/15 カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/15 カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書
2013/7/20 マッサージ機〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/7/20 マッサージ機〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/1 画像診断機器(超音波) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/1 画像診断機器(超音波) 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/1 画像診断機器(磁気共鳴) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(磁気共鳴) 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/20 消臭・脱臭・除菌機器 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/20 消臭・脱臭・除菌機器 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2012/7/4 薬事法・景品表示法 実践 戦略パック
2012/3/24 高機能急性期病院にとっての2012年度診療報酬改定の影響と対策
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/6/30 医療機器 技術開発実態分析調査報告書