技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

廃プラスチック問題の現状と解決のための最新技術

廃プラスチック問題の現状と解決のための最新技術

~マテリアルリサイクル・ケミカルリサイクル・エネルギー回収の技術体系~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年10月25日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • プラスチックやプラスチックを使用した工業製品を生産、輸送、販売、利用、処理している方
  • 廃プラスチックに関連する技術・市場に関心のある方
  • 地球温暖化対策に関心のある研究者・技術者、技術企画、経営企画部門の方

修得知識

  • 廃プラスチック問題の現状
  • プラスチックリサイクル技術の概要と課題
  • 廃棄物処理過程における熱エネルギー利用の現状と動向
  • 排熱利用技術の全容と廃棄物処理への適用について実例を含めた実践的な知識

プログラム

講演1. 廃プラスチックの現状と最新のリサイクル技術

(2019年10月25日 10:30~12:00)

 2017年末に中国が廃プラスチック等の輸入を禁止し、マイクロプラスチックが海洋生態系に深刻な影響を与えている可能性が指摘され、廃プラスチックは世界的な環境問題となっている。本セミナーでは、廃プラスチックの現状や最新のリサイクル技術を解説する。

  1. 資源循環の背景
  2. プラスチックのリサイクルの特徴
  3. マイクロプラスチック
  4. プラスチックのリサイクル技術の概要
    1. マテリアルリサイクル
    2. ケミカルリサイクル
    3. エネルギー回収
  5. 電気電子機器に使用されているプラスチックのリサイクル
  6. バイオプラスチック
  7. 資源循環の未来

講演2. 廃プラスチックから化学品合成技術の最新動向

(2019年10月25日 13:00〜14:30)

 廃プラスチックのケミカルリサイクルが世界的に注目されている。欧州や北米では, マテリアルリサイクルの困難な廃プラスチックは, 一部, 熱分解により液化又は, ガス化され, 石化原料として化学品やプラスチックが製造され始めた。廃プラスチックの実用的な触媒を用いたケミカルリサイクル技術を解説する。

  1. 固相重合と解重合/縮合重合によるPETリサイクル
  2. 廃プラスチックの液化
    1. ナフサクラッカー原料
    2. 石油精製コーカー原料
  3. 廃プラスチックのガス化
  4. 合成ガスの利用
    1. アンモニア合成
    2. メタノール合成
    3. FT合成による航空燃料の合成
    4. CO2の利用
  5. 合成ガスから発酵法によるエタノールの合成
  6. 廃プラスチックの接触分解
    1. パイロライザーによる試験
    2. 接触分解による芳香族の合成

講演3. 廃棄物処理における熱利用と発電技術

(2019年10月25日 14:40〜16:10)

 廃棄物処理は、当初は減容化を目的として行われてきたが、その後、地球環境保全とケミカルエネルギーとしての積極利用という重要な位置付けを有してきた。本セミナーでは後者の視点から、現状と動向及び将来性についてその他産業分野で適用されている熱利用技術を基に考察する。
 都市ごみ及び産業廃棄物処理に関係する方々に、今後の熱利用を考えて頂くための参考となることを期待している。

  1. 国内の廃棄物処理の現状
  2. 廃棄物処理過程の排熱と利用状況
  3. 産業界における熱利用技術の全容
  4. 各種熱利用技術の特徴と動向
    1. 熱から熱を得る技術
      • 熱交換器
      • 吸収式冷凍機
      • ヒートポンプ 等
    2. 熱から電気を得る技術
      • 蒸気ランキンサイクル
      • バイナリーサイクル
      • 熱電素子 等
    3. 熱及び電気の高効率化技術
      • コージェネレーション
      • コンバインドサイクル 等
  5. 廃棄物処理に関した熱利用技術選定のポイント

講師

会場

ちよだプラットフォームスクウェア
東京都 千代田区 神田錦町3-21
ちよだプラットフォームスクウェアの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 48,000円 (税別) / 52,800円 (税込)
複数名
: 21,500円 (税別) / 23,650円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 21,500円(税別) / 23,650円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,000円(税別) / 47,300円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 43,000円(税別) / 47,300円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 64,500円(税別) / 70,950円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 48,000円(税別) / 52,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 96,000円(税別) / 105,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 144,000円(税別) / 158,400円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/20 二軸押出機における樹脂流動解析の基礎と AI/IoT 活用展開 東京都 会場
2024/12/20 EVなどリチウムイオン電池のリユース & リサイクル オンライン
2024/12/23 高分子延伸による分子配向・結晶化制御技術 東京都 会場
2024/12/23 EUの包装及び包装廃棄物規則 (PPWR) と今後の日本の対応 オンライン
2024/12/24 ポリマーナノコンポジットの基礎と電気絶縁特性・熱伝導性の向上 オンライン
2024/12/24 プラスチックフィルムの種類、添加剤、 製膜、応用、評価 オンライン
2024/12/24 自動車リサイクルの日本および世界の現状と今後のリサイクル戦略 オンライン
2024/12/25 プラスチック廃棄、海洋汚染防止、再生プラスチック、PFAS問題に関する国内外規格規制の動向と対応 オンライン
2024/12/25 加工の基礎と機械加工技術 オンライン
2024/12/26 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/12/27 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/12/27 静的・動的光散乱法を中心とした粒径計測の基礎と応用 オンライン
2025/1/6 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法 オンライン
2025/1/7 高感度化フォトレジスト材料の合成・設計・開発技術 オンライン
2025/1/8 高分子・ポリマー材料の合成、重合反応の基礎、プロセスと工業化・実用化の総合知識 オンライン
2025/1/10 欧州連合 (EU) の食品包装規制と安全問題の最新動向 オンライン
2025/1/10 ゴム材料のトライボロジー入門 オンライン
2025/1/15 高分子の劣化・変色メカニズムと対策技術、評価方法 オンライン
2025/1/15 高分子重合反応の基礎とモノマー・開始剤の選定、プロセス最適化 オンライン
2025/1/15 分子シミュレーションによる高分子材料の内部構造と破壊メカニズムの解析 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/6/24 EV用リチウムイオン電池のリユース&リサイクル
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/12/15 欧州のリサイクル 総合分析
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/9/8 2024年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望 [書籍 + PDF版]
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化