技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

自動車電装部材の開発と応用展開

コネクテッドカー・自動運転に向けた

自動車電装部材の開発と応用展開

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年4月10日(水) 10時30分 16時30分

プログラム

第1部 自動車電装部品におけるシンジオタクチックポリスチレン (SPS) の特長と用途事例

(10:30~12:10)

 「ザレック」 (SPS樹脂) は出光興産が製造、開発、販売を手掛ける耐熱エンプラです。低比重や耐薬品性、耐熱性、電気特性、良成形性などにより車載電装部品用途から日用品まで幅広く採用が広がっています。
 特に車載用途に関しては、高度化する電子制御や自動運転、コネクテッドなどの分野でザレックの特性がますます活かせるものと期待しており、本講演にて解説致します。

  1. SPSとは
  2. SPSの特長と用途事例
  3. グレードラインナップ
  4. 基本物性
  5. 成形条件
  6. 用途事例まとめ
    • 質疑応答

第2部 自動車の電装化に対応した車載コネクタ用高機能銅合金とミリ波レーダー用圧延銅箔の技術動向

(13:00〜14:40)

  1. はじめに
  2. 自動車の電装化進展
    1. センサー・ECUの増加
    2. 車載電子部品の搭載環境
  3. 車載コネクタ用材料に求められる特性
    1. 強度と曲げ加工性
    2. 耐疲労特性
    3. 耐応力緩和特性
    4. 導電性
  4. コネクタ用銅合金の強化機構と当社開発合金
    • 質疑応答

第3部 耐熱性ポリアミド<ジェネスタ>の特性紹介と自動車部材への応用

(14:50〜16:30)

 ジェネスタは、クラレが世界で唯一工業化したPA9T樹脂で原料モノマーから自社開発したポリアミド系スーパーエンジニアリングプラスチックです。
 優れた耐熱性、低吸水性、耐薬品性、繰り返し摩擦に耐えられる摩耗特性などを有した材料で、本講演では、これらの特性を他材料と比較しながら、自動車部材への展開について各種事例とともに紹介していく。

  1. 耐熱性ポリアミド
    1. エンジニアリングプラスチック開発の歴史
    2. 耐熱性ポリアミドの設計思想
    3. 半芳香族ポリアミドの炭素数と融点
    4. 耐熱性ポリアミドの化学構造
  2. 耐熱性ポリアミドPA9Tの特徴と各種物性
    1. PA9Tの生産工程
    2. <ジェネスタ>の銘柄構成と用途例
    3. PA9Tの特徴と各種物性 (高温物性、低吸水、耐薬品性等)
  3. <ジェネスタ>の市場展開
    1. <ジェネスタ>の市場展開の歩み
    2. 市場トレンドと<ジェネスタ>の市場展開
    3. 車載関連用途の採用事例
    4. 現場ニーズと耐熱性ポリアミドの開発動向
    • 質疑応答

講師

  • 佐藤 信行
    出光興産 株式会社 機能化学品部 SPS課
    営業主任
  • 前田 直文
    JX金属 株式会社 電材加工事業本部 機能材料事業部 市場開発部
  • 金井 詩門
    株式会社クラレ ジェネスタ事業部 開発部

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/26 自動車の電動化に向けた半導体封止樹脂の設計と評価 オンライン
2024/5/8 自動車の電動化に向けた半導体封止樹脂の設計と評価 オンライン
2024/5/8 ソニー・ホンダモビリティ、Tesla、BYDのEV開発戦略 東京都 オンライン
2024/5/13 欧州のサーキュラーエコノミー政策動向とELV (廃自動車) 規則案 東京都 会場・オンライン
2024/5/14 人間-機械 (自動車) インターフェイス製品の人間工学の考え方とその評価 オンライン
2024/5/14 SRモータの基礎とEV実用化への最新動向 オンライン
2024/5/16 xEVにおける車載電子製品のサーマルマネジメント 東京都 会場・オンライン
2024/5/28 自動車シートの座りを人間工学の眼で観る オンライン
2024/5/30 EV用モータの技術トレンド 東京都 会場・オンライン
2024/5/30 自動車産業のサプライチェーンと業界動向 オンライン
2024/5/31 車載半導体の最新技術と今後の動向 オンライン
2024/5/31 特許から紐解く、自動運転の将来とは? 東京都 会場・オンライン
2024/6/7 NTTグループの自動運転支援サービス 東京都 会場・オンライン
2024/6/7 自動車産業のサプライチェーンと業界動向 オンライン
2024/6/12 自動車塗料、塗装工程のCO2削減 オンライン
2024/7/10 EVにおける車載機器の熱対策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2019/1/31 センサフュージョン技術の開発と応用事例
2018/12/14 2019年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2018/11/30 EV・HEV向け電子部品、電装品開発とその最新事例
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2017/11/17 2018年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2017/5/31 車載センシング技術の開発とADAS、自動運転システムへの応用
2016/12/16 2017年版 次世代エコカー市場・技術の実態と将来展望
2016/11/16 2017年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2016/4/28 ドライバ状態の検出、推定技術と自動運転、運転支援システムへの応用
2016/2/26 2016年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2016/2/20 自動車用プラスチック部品・材料の新展開 2016
2015/11/20 2016年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2015/9/18 2015年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2015/2/27 2015年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2014/9/26 2014年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2014/8/10 過給機(ターボチャージャ、スーパーチャージャ) 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/8/10 過給機(ターボチャージャ、スーパーチャージャ) 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/15 自動車向け燃料電池〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/15 自動車向け燃料電池〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/1/15 電動パワーステアリング 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)