技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品製造現場における逸脱発生事例と具体的対応手法

医薬品製造現場における逸脱発生事例と具体的対応手法

~逸脱を防ぐための取り組み、教育訓練と分かりやすい文書作成のポイントとは / なぜ起こる、どう対応する、どう防ぐ、それだけで十分か~
東京都 開催 会場 開催 演習付き

概要

本セミナーでは、医薬品製造現場における逸脱・変更管理発生の現状と対応、防止策について、演習を交えて解説いたします。

開催日

  • 2019年3月22日(金) 10時30分16時30分

修得知識

  • 規制が求める製造現場の品質保証システム – GMPとGQP –
  • 逸脱発生がなぜ起こるのか、なぜ100%防ぐことができないのか – ヒューマンエラーに対する理解 –
  • 逸脱の予測とRisk評価 – 知識管理の重要性や製品品質の照査 –
  • 逸脱発生時の対応 – 重大化させないために何をすべきか –
  • 逸脱を防ぐための取り組み – 教育訓練と分かりやすい文書作成 –
  • 変更管理と逸脱コミュニケーション – 逸脱後の適切な対応と情報共有 –

プログラム

 医薬品製造現場における逸脱は、いろいろな手段を講じてもゼロにはできない。重要な事は、

  • 逸脱が起こるメカニズムを理解すること、
  • どんな逸脱が発生しているのかを認識すること、
  • 逸脱が起こる兆候をとらえること、
  • 逸脱が起こってもそれが重大な品質問題に繋がらないように適切な手段をとること、
  • 少しでも逸脱を減らす手段を講ずること、
  • 変更管理を含む後処理を適切に行うこと、
  • 関係部門で情報を共有すること、などである。

 本講演では、こうした点についてCMOにおける8年余における経験を踏まえて解説する。

  1. 規制文書が求める品質保証体制
    1. GMPの役割を理解する
    2. GQPの役割を理解する
    3. ICH Q12ガイドラインが求めていることは何か
  2. 医薬品製造現場における逸脱を理解する
    1. 製造現場で発生する主な逸脱
      1. 最大の問題は交叉汚染!
      2. 設備異常を防ぐためにどうすべきか!
      3. Validation時に逸脱は多く起こる!
    2. 逸脱の原因となるヒューマンエラーを理解しよう
    3. どんな逸脱が発生しているのか – 事例検討 –
      1. 製造現場における事例
      2. 品質試験現場における事例
    4. 逸脱の発生を気づくために求められること – 記録がKey –
      1. Data Integrityを理解する – 3つのガイドライン –
      2. Data Integrityと逸脱
      3. 査察から見るData Integrity問題事例
  3. 逸脱を予測できるか
    1. Risk Managementを理解する
    2. Risk評価のポイント
    3. Risk評価の事例
    4. 知識管理の重要性を理解する
    5. トレンド分析と製品品質の照査を活用する
      1. 製品品質照査に求められること
      2. どうやって異常を見つけるか
  4. 逸脱が発生した時にどう対応するか
    1. 逸脱発生時に取るべき行動
    2. GMP下で求められる逸脱の処理
    3. Root Cause Analysisの持つ意味
  5. 逸脱を防ぐための取り組み
    1. GMP下で求められる手順書・記録
    2. 分りやすい手順書とは
    3. もう一つの取り組み – 効果的な教育訓練とは –
      1. どんな方法があるか
      2. 効果的な方法とするために教育をする側と受ける側に求められること
      3. 計画と実行、そして評価
    4. それだけで十分か – それ以外の取り組み –
  6. まとめ
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/10/6 開発初期段階・市場データが不足している場合の売上予測・調査方法 オンライン
2025/10/7 デスクトップで行う医薬品市場/売上予測手法スキルアップ講座 オンライン
2025/10/7 バイオ/抗体医薬品の品質管理 超入門講座 オンライン
2025/10/8 GMP管理ではない (non-GMP) 原材料供給業者における特有の管理の要求事項と監査ポイント・ (非協力的な場合・監査不適合) 事例 オンライン
2025/10/9 ICH Q2 (R2) /Q14・AQbDをふまえたバイオ医薬品の分析法バリデーションと判定基準の設定方法・許容範囲の考え方 オンライン
2025/10/10 ヒューマンエラー・逸脱・GMP違反を防ぐSOP・製造指図記録書の作成とは? 教育訓練とは? GMP記録とは? オンライン
2025/10/10 GCP監査実施におけるQMSの考え方とCAPA作成のトレーニング方法 オンライン
2025/10/10 再生医療等製品の不純物等を含むCMC薬事文書、CTD-Q作成のポイントと製造・品質試験の実際 (2日コース) オンライン
2025/10/10 経口投与可能な核酸を使った肝線維化治療方法の開発 オンライン
2025/10/13 三極 (日米欧) の違いを踏まえた治験薬の設備管理・品質管理の留意点とバリデーション・ベリフィケーションの考え方 オンライン
2025/10/14 医薬品GMP・部外品・化粧品製造現場における「人為的誤り」管理戦略と「ミス削減」の実践成功事例 オンライン
2025/10/15 GMP実務担当者が最低限知っておくべき必須知識 オンライン
2025/10/15 CTD・照会回答で学ぶメディカルライティング実践と適切なレビューアプローチ オンライン
2025/10/16 点眼剤の処方化の基礎と製剤設計時に考慮すべき留意点と評価手法 オンライン
2025/10/17 デスクトップで行う医薬品市場/売上予測手法スキルアップ講座 オンライン
2025/10/23 CTD-Q入門 / 外国作成CTD日本申請利用コース (2日間) オンライン
2025/10/23 CTD-Qのまとめ方 (入門講座) オンライン
2025/10/24 抗体医薬品の品質管理 オンライン
2025/10/24 医薬品における3極CTDの記載レベル差と外国で作成されたCTDの日本申請への利用の留意点 オンライン
2025/10/27 GMP基礎 (2日間講座) 東京都 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/11 タンパク質分解医薬の実用化に向けた基盤技術と評価
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/2/20 医薬品製造を目的としたプロセス化学と薬事規制及び製薬企業の動向
2025/1/27 世界の中分子医薬・抗体医薬、およびCDMO最新業界レポート
2024/11/29 ファインケミカル、医薬品の連続生産プロセス
2024/9/30 最新GMPおよび関連ICHガイドライン対応実務
2024/9/30 タンパク質、細胞の吸着制御技術
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用