技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

海洋プラスチック問題の解決に向けた生分解、バイオマス樹脂の開発

海洋プラスチック問題の解決に向けた生分解、バイオマス樹脂の開発

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年3月15日(金) 10時00分 17時00分

修得知識

  • マイクロプラスチック問題に関する基礎知識
  • バイオマスプラスチックに関する基礎知識
  • バイオマスプラスチックの開発状況

プログラム

第1部 マイクロプラスチック問題の解決に向けたバイオマスプラスチックの開発と採用動向

(2019年3月15日 10:00〜11:30)

  1. マイクロプラスチック問題とは
  2. マイクロプラスチックの定義
  3. 日米欧のマイクロプラスチック問題への対応策の状況
    1. 欧州の対策
    2. 米国の対策
    3. 日本の対策
  4. バイオマスプラスチックとは
    1. バイオマスプラスチックとは
    2. 生分解性プラスチックとは
  5. バイオマスプラスチック開発の歴史
  6. 化石燃料由来の生分解性プラスチック
  7. バイオマス由来のプラスチック
  8. バイオマス由来かつ生分解性プラスチック
    1. ポリ乳酸の活用状況
    2. 新しいバイオマス由来生分解性プラスチックの開発状況
  9. バイオマスプラスチックの将来市場動向
    • 質疑応答

第2部 バイオプラスチックの物性、加工性改善と分解性制御および用途展開

(2019年3月15日 12:10〜13:40)

 これまでの石油を出発原料とするプラスチックに代わる新規材料として、植物などのバイオマス資源を出発原料とするバイオマスプラスチックが注目を集めている。
 本セミナーでは、バイオマスプラスチックの種類・製造法・特性・現状の用途に関して、既存プラスチックと対比しつつ紹介し、今後の利用展望に関して資源問題や環境問題との関連という観点から解説する。

  1. バイオプラスチックを取り巻く社会状況と普及の現状
  2. バイオプラスチックの高機能化
  3. バイオプラスチックの用途展開とこれから
    • 質疑応答

第3部 セルロースからなる生分解性フィルムの特徴とその包装材料への応用

(2019年3月15日 13:50〜15:20)

 セルロースからなる生分解性フィルムは木材パルプから作られており、プラスチックが開発される以前から存在していた。我々はこのフィルムを環境ニーズに合わせながら着々と進歩させ、新しい次世代フィルムとして世界に展開している。今回はこのフィルムのブランド化と昨今の環境問題とを絡めながら、この古くて新しい技術を紹介する。

  1. フィルムのメーカーシェア
  2. ベースフィルムの製造方法
  3. フィルムのライフサイクル
  4. 廃プラの処分の現状
  5. セルロースの構造
  6. セルロースの生分解性
  7. フィルムの構造
  8. フィルムのバリア性
  9. 使用事例
  10. 世界的な環境政策の動き
  11. 国内での環境政策の動き
  12. 包装材はどう対応していけばいいのか
    • 質疑応答

第4部 バイオマスプラスチックの生分解度、バイオベース度評価

(2019年3月15日 15:30〜17:00)

  1. バイオベース度を求める国際標準規格
  2. 放射性炭素14濃度測定法によるバイオベース炭素の識別、濃度測定
  3. バイオベース度の計算、分析方法
    1. バイオベース炭素含有率
    2. バイオマスプラスチック度
    3. バイオベース質量含有率
  4. 分析結果の例
  5. バイオベース度の活用法
  6. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 松村 晴雄
    株式会社 旭リサーチセンター
    シニア・フェロー
  • 石井 大輔
    東京農業大学 生命科学部 分子生命化学科
    准教授
  • 花市 岳
    フタムラ化学 株式会社 中部統括開発グループ
    グループリーダー
  • 国岡 正雄
    産業技術総合研究所 機能化学研究部門 高分子化学グループ
    グループ長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 高分子インフォマティクスの応用事例 オンライン
2024/4/22 プラスチック強度設計の基礎知識 オンライン
2024/4/22 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2024/4/23 ナノ触診原子間力顕微鏡 (AFM) による高分子材料の解析技術 オンライン
2024/4/24 樹脂材料のEV駆動モータ/パワーデバイスへの実装に向けた高電圧絶縁特性の基礎と評価法 オンライン
2024/4/24 熱分析による高分子材料 (プラスチック・ゴム・複合材料) の測定・解析の基礎とノウハウ オンライン
2024/4/24 ヒートシールの基礎と材料設計および品質管理・不具合対策 オンライン
2024/4/24 プラスチック用添加剤の基礎と選び方・使い方のポイント、その注意点 オンライン
2024/4/24 高分子の絶縁破壊メカニズムとその劣化抑制技術 オンライン
2024/4/24 天然植物繊維を強化材とする複合材料の基礎と応用 東京都 会場
2024/4/24 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/4/25 バイオマスエネルギーの最新動向と今後の事業戦略 オンライン
2024/4/25 5G高度化とDXを支える半導体実装用低誘電特性樹脂・基板材料の開発と技術動向 オンライン
2024/4/25 プラスチックフィルムの表面処理・改質技術と接着性の改善評価方法 オンライン
2024/4/25 レオロジー測定・データ解釈の勘どころ オンライン
2024/4/25 押出成形のDX化と活用技術 オンライン
2024/4/25 結晶性高分子における力学物性と高次構造の関係 オンライン
2024/4/25 破壊工学の基礎と高分子材料での実践 オンライン
2024/4/25 高分子結晶化のメカニズムと評価法 オンライン
2024/4/26 セルロースナノファイバーの技術動向と複合化・成形、使用への考え方・活かし方 オンライン