技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

現行GMP省令とのギャップ分析をふまえた改正GMP省令の主要な改正ポイント

GMPの国際化および無通告査察等で見えてきた

現行GMP省令とのギャップ分析をふまえた改正GMP省令の主要な改正ポイント

~改正に先立ち、今から準備又は見直しをしましょう~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年10月29日(月) 10時30分 16時30分

プログラム

 2018年7月18日に国立京都国際会館で行われた技術講演会で厚生労働省科学研究班成果報告による提案としてPMDAの櫻井信豪氏が講演し、GMP省令改正案のコンセプトおよび変更点が発表された。この講演にて、近々、改正GMP省令パブコメが発出される見込みとのことである。GMP省令は国際化化およびGMPの脆弱性の改善を目的として、抜本的に改訂される見込みである (PMDAによる厚生労働科学研究成果に関わる講演より) 。GMP省令の目玉は、マネジメントレビューの導入 (上級経営陣のGMPの最終責任) と品質保証部門 (QA) の設置等である。その目的は、「製品の質、プロセスの質、システムの質」に関わる継続的改善である。経営陣および品質保証部門の関与の良否が継続的改善の決めてといわれる。
 このセミナーでは、現行GMP省令とのギャップ分析を踏まえた改正GMP省令の主要な改正ポイントを解説します。

  1. GMP省令は、今、なぜ改正が、必要か。またその全体像は?
    • 今なぜ、GMP省令の抜本的な改訂が必要なのかを、我が国がおかれたGMP規制に内在する諸問題 (海外におけるGMPとの乖離及び不祥事で見られるGMPの脆弱性) 及び改正GMPと現行GMP省令とのギャップを理解し、改正GMP省令の主要な改正ポイント、全体象を掴む。
      1. 我が国におけるGMPの変遷
      2. GMP国際化を踏まえたGMP省令の抜本的改正 の目的及び意義
      3. 通知レベルから省令レベルへの変化の意味
      4. 最近の指摘の特徴
      5. 無通告査察でわかってきたGMP運用の現実
      6. GMPの脆弱性改善/国内諸問題 (申請規格と製造実態との乖離) への対応
      7. 改正GMP省令の狙い目と主要な改正のポイント
      8. 改正GMP省令の狙い目と主要な改正のポイント
      9. 改正GMP省令の全体像
  2. GMP省令の主要な改正のポイント (PMDA講演会資料から引用)
    1. 上級経営陣の責任 (ICH – Q10の運営責任)
      • 医薬品品質システムPQSの運営責任 (構築及び維持を含む)
      • 品質計画 (品質方針展開を含む)
      • マネジメントレビュー
      • 適切な資源配分 (教育訓練の強化を含む)
      • 継続的改善 (製品の“質。プロセスの”質“、システムの”質“を含む)
    2. 品質保証 (QA) 部署/担当の設置 (製造及びQCに係る業務の保証を含む)
    3. 製造管理者の責務 (製造/QC/QAの統括、PQSの運営、トップへの上申を含む)
    4. PIC/Sとのギャップ6項目の浸透と定着化
      • 品質リスクマネジメントの活用 (考え方及び適用の浸透を含む)
      • 製品品質の照査 (照査の意義・目的の浸透を含む)
      • 参考品の保管及び保存サンプル (リスク評価の視点の強化を含む)
      • 安定性モニタリング (意義の浸透を含む)
      • 原料等の供給者管理等 (重要性の認識を含む)
      • バリデーション基準の改定 (目的に応じた重要工程の選定を含む)
      • ※ ( ) 内は、NPO-QAセンターのセミナーにおけるPMDA講演から引用
    5. 製造販売承認事項の遵守 (製造実態との乖離防止及び製販と製造業との連携の強化)
    6. 外部委託先管理の強化
    7. 変更管理の強化
    8. 設備共用の禁止の明文化 (残留許容値の設定・交叉汚染防止対策えお含む)
    9. 文書および記録の完全性 (データインテグリティ) の確保
  3. 改正に先立ち、今から準備又は見直しをしましょう
    1. 品質マニュアル (医薬品品質システム構築のための作成事例)
    2. マネジメントレビュー手順書 (マネジメントレビュー運営のための作成事例)
    3. マネジメントレビュー記録 (マネジメントレビュー運営のための様式及び記載事例)
    4. 品質照査の留意点 (管理図及び統計的手法の利用)
    5. 逸脱措置におけるQA部門の関与事例
    6. CAPA (是正・予防措置) 運用のための様式事例
    7. 変更マネジメントの考え方
    8. サイトマスターファイル (厚生労働科学研究によるモックの紹介)
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 若山 義兼
    高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチ
    代表

会場

芝エクセレントビル KCDホール
東京都 港区 浜松町二丁目1番13号 芝エクセレントビル
芝エクセレントビル KCDホールの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/8 中東主要国の薬事規制比較と現地対応手法 オンライン
2024/5/8 フロー合成・連続生産・マイクロリアクター/スケールアップコース (2日間) オンライン
2024/5/8 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/5/9 薬価申請・原価計算方法と交渉で有効なデータ取得ならびに資料作成の重要ポイント オンライン
2024/5/9 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/5/9 滅菌バリデーションの深堀と見落としがちな滅菌バリデーションの留意点、最新米国FDA等EO環境問題と代替滅菌プログラム動向、無菌性保証とパラメトリックリリース (PIC/S ANNEX17) とその推奨 オンライン
2024/5/9 滅菌の基礎と滅菌バリデーション入門 オンライン
2024/5/10 データインテグリティに対応した紙ベースのGMP文書・記録の作成、保管、管理、廃棄のポイント オンライン
2024/5/10 具体的データ事例を用いた安定性試験の統計解析と規格設定 オンライン
2024/5/10 ICH M7ガイドラインに則ったニトロソアミン類不純物の評価・管理に関する最新動向と当局の考え方 オンライン
2024/5/14 入門者のための基本から学ぶGMP オンライン
2024/5/14 診断薬業界に求められるビジネスモデルと事業・製品戦略 オンライン
2024/5/15 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン
2024/5/16 医薬品ライセンス契約のドラフティングと紛争回避・解決のポイント オンライン
2024/5/16 Computer Software Assuranceセミナー オンライン
2024/5/17 データインテグリティを踏まえたGMP文書・SOP・記録の作成と管理 オンライン
2024/5/17 医薬品製剤の生物学的同等性とその定量的な予測方法の現状 オンライン
2024/5/20 改正GMP省令を踏まえたGMP適合性調査対応 効率的なGQP/GMP - QA連携とQA/QC業務範囲の明確化 オンライン
2024/5/20 滅菌バリデーションの深堀と見落としがちな滅菌バリデーションの留意点、最新米国FDA等EO環境問題と代替滅菌プログラム動向、無菌性保証とパラメトリックリリース (PIC/S ANNEX17) とその推奨 オンライン
2024/5/20 バイオ医薬品開発を目的としたタンパク質溶液の安定化と添加剤の効果/選定 東京都 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬