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薬価申請・原価算出方法の実際と2018年薬価制度改革・HTAを見据えた薬価戦略

薬価申請・原価算出方法の実際と2018年薬価制度改革・HTAを見据えた薬価戦略

~交渉で有効なデータ取得・資料作成と薬価算定上のHTAをふくめた分析~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、2018年度 薬価制度抜本改革及び最近の薬価算定状況等をふまえ、わかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2018年5月30日(水) 10時30分 17時15分

修得知識

  • 高薬価・加算取得に向けた有効な薬価申請・原価計算資料の作成と交渉戦略
  • 原価計算の実際、計上可能な費用の範囲と査定の対象となる費用、費用査定の最近の傾向
  • 当局の薬価の妥当性の判断の視点と有効な薬価申請資料作成のポイント
  • 最類似薬の選定理由欄、有用性加算欄の記載方法、補足資料
  • 創薬段階から将来の製品像TPPを見据えた薬価戦略
  • 薬価を含む価値予測的中と間違いの分れ目
  • ケーススタディ日本発創薬研究/開発品目について開示情報/仮説に基づく薬価戦略
  • 日本におけるHTAを見据えた薬価戦略
  • 臨床開発段階からのHTAを考慮した薬価戦略
  • リアルワールドデータのHTA適用

プログラム

第1部 薬価申請・原価算出方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成

(10:30~12:45)

 2018年度薬価制度抜本改革及び最近の薬価算定状況等を踏まえ、高薬価・加算取得に向けた有効な薬価申請・原価計算資料の作成と交渉戦略のポイントについて、分かりやすく解説する。

  1. 薬価算定ルールの概要
    1. 類似薬効比較方式 (I) (II)
    2. 原価計算方式
    3. 補正加算と加算率のポイント計算の考え方
    4. 外国価格調整
    5. 再算定
    6. 2018年度薬価制度抜本改革のポイントとその影響
    7. 薬価収載手続の流れ
    8. 薬価算定に関する基礎的知識
  2. 薬価申請の実際とそのポイント
    1. 最類似薬の選定
    2. 補正加算の該当性
    3. 原価計算方式における原価計算表作成と各種の費用計上
      • 原価計算の実際
      • 計上可能な費用の範囲と査定の対象となる費用
      • 費用査定の最近の傾向など
    4. 売上予測
    5. 外国価格調整 (英米独仏のリスト価格など) とその実際
    6. 検討の基礎となるデータ・資料
      • 薬剤分類表
      • 審査報告書
      • 試験デザインなど
    7. 当局の薬価の妥当性の判断の視点
    8. 有効な薬価申請資料作成のポイント
      • 最類似薬の選定理由欄
      • 有用性加算欄の記載方法
      • 補足資料など
  3. 高薬価・加算取得を目指した交渉戦略のポイント
    • 薬価戦略立案とシナリオ策定の具体的な進め方
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 薬価既収載品ケーススタディおよび研究開発品も材料にする近未来薬価戦略

(13:30~15:45)

 多くのケーススタディを紹介し実践実務を視野においてQ&Aディスカッションが活発化するように企画進行する。共通課題と個別課題、そして課題解決代替案など。

  1. 薬価制度大改革、限られた医療資源の再配分、将来の薬価戦略課題と解決代替案
  2. 事業化戦略、同価値最大化によるリターンは次世代研究開発の原資として配分
  3. 創薬段階から将来の製品像TPPを見据えた薬価戦略 (vs 人生双六症候群)
  4. ケーススタディ2018年迄に薬価収載された20製品以上 (原価/類似薬効方式)
  5. ケーススタディ日本発創薬研究/開発品目について開示情報/仮説に基づく薬価戦略
  6. 未来予測のプロセス、演繹法と帰納法、限られたエビデンスで仮説構築そして検証
  7. Best/Last-in-Class, 1st-in-Class and Re-positioning/Re-profiling
  8. 既存市場と新規創出市場 (Red/Blue Ocean) では薬価を含め全く異なる戦略アプローチ
  9. 薬価を含む価値予測的中と間違いの分れ目、実践実務を通してセンスを磨き人材育成
    • 質疑応答・名刺交換

第3部 日本におけるHTAを見据えた薬価戦略

~薬価算定上のHTAをふくめた分析

(16:00~17:15)

 日本では、本格的なHTA導入により、薬価への医療経済的な戦略が必要となっている。また、診療報酬の観点からもHTA (医療技術評価) は処方決定への重要な指標となっている。本セミナーでは、臨床開発段階からのHTAを考慮した薬価戦略やリアルワールドデータのHTA適用等を概説し、社内でどのような準備が必要かなども事例とともに説明する。

  1. 医薬品をとりまく医療政策の変化
    1. HTAの潮流
    2. 日本におけるHTAの動向
  2. HTA時代に向けての薬価戦略
    1. HTAガイドライン (中医協)
    2. 開発早期からの薬価戦略 (マーケットアクセス)
    3. HTAに対応した価値の提案 (Value Proposition) とValue Dossier
    4. リアルワールドデータの適用
  3. HTAによる薬価戦略への包括的な価値の提案
    1. 費用対効果 (Cost-effectiveness)
    2. 疾病負担 (Burden of illness)
    3. 財政への影響 (Budget impact)
  4. 社内体制
    1. 臨床開発から市販後まで
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 松原 喜代吉
    有限会社オフィス・メディサーチ
    代表取締役
  • 長江 敏男
    Pharma Business Consultant
  • 大西 佳恵
    クリエイティブ・スーティカル 株式会社
    日本代表

会場

芝エクセレントビル KCDホール
東京都 港区 浜松町二丁目1番13号 芝エクセレントビル
芝エクセレントビル KCDホールの地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

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: 47,500円 (税別) / 51,300円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,000円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 25,000円(税別) / 27,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 51,300円(税込)
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  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
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本セミナーは終了いたしました。

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