技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
2014年11月の薬事法改正において再生医療等製品の特性を踏まえた法律が施行され、再生医療領域の基礎および臨床研究の進展のみならず、ヒトiPS細胞を用いた実用化へのスピードアップが期待されている。ヒトiPS細胞は皮膚や血液などの通常の体の細胞から樹立できることから、胚を起源とするヒトES細胞よりも倫理的なハードルが低いと考えられており、多様な研究分野での開発が広がってきている。特に、創薬分野での使用に関しては、本格的な再生医療への利用に先行して、産業への応用が期待されている。
一方で、ヒトES/iPS細胞の研究は発展途上の分野である。また、その取り扱いに関しては、従来の細胞と比較し相違点も多くみられる。ヒトiPS細胞を樹立する際の方法は従来のウイルスベクターを用いる方法から、安全性や樹立効率の高いエピゾーマルベクターやRNAを用いた方法が主流となりつつある。さらに、ヒトES/iPS細胞はフィーダー細胞と呼ばれる別の細胞との共培養系で維持培養が行われてきたが、現在は再生医療への応用も見据えて、フィーダー細胞を必要としない培養方法も開発されてきている。また、各種の機能細胞への分化誘導方法が報告されており、一部の種類の分化細胞 (肝臓細胞、神経細胞、心筋細胞など) については既に製品化され、手軽に入手が可能となっている。
本講演では、ヒトiPS細胞の作成方法から分化誘導方法および応用までを含めた研究の概観を紹介する。特に、創薬応用や再生医療を見据えた場合に、細胞株や間葉系幹細胞をはじめとした既存の細胞と比較してどのような差別化が可能になるか。さらにどのような点が課題となり、克服するための必須要素技術として期待されているアプローチに焦点をあてて、ヒトiPS細胞の実用化への今後の展望をお示ししたい。
発行年月 | |
---|---|
2018/1/30 | バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 - |
2017/12/27 | 生体吸収性材料の開発と安全性評価 |
2017/9/29 | 疾患・病態検査・診断法の開発 |
2017/8/31 | きのこの生理機能と応用開発の展望 |
2017/6/21 | 体外診断用医薬品開発ノウハウ |
2017/4/25 | 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し |
2014/11/27 | 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点 |
2014/11/15 | 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版) |
2014/11/15 | 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 |
2014/7/30 | 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集 |
2014/6/10 | コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書 |
2014/6/10 | コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版) |
2014/1/30 | 再生医療 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |
2014/1/30 | 再生医療 技術開発実態分析調査報告書 |
2013/9/2 | 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策 |
2013/6/1 | 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |
2013/6/1 | 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 |
2013/5/31 | 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル |
2013/5/30 | 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価 |
2013/5/20 | ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |