技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

異物および材料分析でのFT-IR分析法のコツとスペクトル解析ノウハウ

異物および材料分析でのFT-IR分析法のコツとスペクトル解析ノウハウ

~品質改善のためのIR分析ガイドセミナー~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、研究、品質管理、材料調査実務のために役立つ、工業材料知識で裏打ちされたIR解析法を実際の対応例を含めて詳しく解説いたします。

開催日

  • 2016年2月23日(火) 13時00分16時30分

受講対象者

  • IRスペクトル測定解析の担当者

修得知識

  • 異物の種類と原因物質
  • 測定試料の前処理に関わる材料物性
  • 異物分析・材料分析の測定法基礎
  • IR分析のデータ処理
  • スペクトル解析
  • 同定への方法
  • IRスペクトル解析方法
  • 工業材料判別のためのIRスペクトル解析実務情報

プログラム

 IRスペクトル分析は試料形態を選ばない、化学情報量の最も多い物質定性手段である。
 しかしながら得意であるべき工業材料分野で十分に能力を発揮しているかというと、必ずしもそうは言えない。この理由は、成分混合が当然である工業材料に対して、IRスペクトル同定作業は異種成分混合によりパターン照合的確定能力が著しく妨害されるためである。
 機械的IRスペクトルライブラリー検索で誰もが経験するこのような状況を打破し、品質管理、材料調査実務のために役立つ、工業材料知識で裏打ちされたIR解析法を実際の対応例を含めて詳しく解説する。

  1. 異物の種類と原因物質および測定試料の前処理に関わる材料物性の理解
    1. 異物の種類
    2. 異物の発生原因物質
    3. 異物は工業化成品そのものである
  2. 異物分析・材料分析の測定法とそのコツ
    1. IR分析の特徴、豊富な各種付属装置の原理
    2. 付属装置の状況ごとの選択と使用法
    3. IR分析を補足する他の分析情報
  3. IR分析のデータ処理、スペクトル解析、同定へのノウハウ
    1. 測定スペクトルのABS (吸光度) 表示に慣れよう
    2. スペクトル品質の改善のためのデータ処理
      1. スムージング、ベースライン補正、フィルライン、ATR補正
    3. 混合物解析における成分加成性原理
    4. 混合成分の同定を助ける差スペクトル法データ処理
    5. 混合成分解析の実務、成分構造解析と組成定量
    6. スペクトル解析法-1
      1. 官能基テーブルとコルサップ表類を利用するスペクトル解析
    7. スペクトル解析法-2
      1. IRスペクトル市販ライブラリー紹介
    8. IRスペクトル法での困難さを解決する手法ガイド-1
      1. パターン類似物の識別
    9. IRスペクトル法での困難さを解決する手法ガイド-2
      1. 差スペクトル演算と逐次検索手法のポイント
    10. プラスチック材料とエンプラのIRスペクトル判別
    11. 異物のIRスペクトル解析事例
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

大田区産業プラザ PiO

1F A+B会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/2/3 防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2026/2/4 溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の基礎と活用法 オンライン
2026/2/6 ポリウレタンの材料設計と構造・物性の制御と劣化対策 オンライン
2026/2/9 CO2を原料とした樹脂材料の研究開発動向と工業化の可能性 オンライン
2026/2/9 分子動力学法の進め方と高分子材料開発への応用 オンライン
2026/2/13 ケミカルリサイクル拡大に向けた分解性を有するプラスチック材料設計技術 東京都 会場
2026/2/19 リサイクル対応に向けたプラスチックの材料設計および成形加工技術 オンライン
2026/2/24 重合反応の基礎・応用 オンライン
2026/2/25 シール技術 東京都 会場・オンライン
2026/2/25 シリコーン製品の企画・開発に向けた材料・製品特性の理解と顧客ニーズに対応する開発戦略 オンライン
2026/3/2 PFAS規制の最新動向および代替技術の開発動向 オンライン
2026/3/10 重合反応の基礎・応用 オンライン
2026/3/17 シリコーン製品の企画・開発に向けた材料・製品特性の理解と顧客ニーズに対応する開発戦略 オンライン
2026/3/19 半導体封止材用エポキシ樹脂と硬化剤・硬化促進剤の種類・特徴および新技術 オンライン
2026/4/23 エポキシ樹脂の耐熱性向上と機能性両立への分子デザイン設計および用途展開における最新動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2012/11/1 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ
2012/9/27 熱膨張・収縮の低減化とトラブル対策
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)