技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

PIC/S対応で見直すべきGMPギャップの具体的手順

(A)GMPギャップコース: 全梱包から同一性確認対応を理解し、増加するサンプリングの軽減方法を知る

PIC/S対応で見直すべきGMPギャップの具体的手順

~原料及び包材のサンプリング / 適格性評価及びバリデーション / 参考品及び保存サンプル~
東京都 開催 会場 開催

関連セミナーとの同時申し込みで特別割引にて受講いただけます。

開催日

  • 2015年9月17日(木) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 品質リスクマネジメント事例
    • 日局標準品の補正係数設定
    • OOS導入による製剤バラツキの大きい製品の改善
  • 製品品質照査
    • 工程能力指数 (Cp/Cpk) の活用
  • 参考品の保管
    • 保管量の確認とSOP化
  • 安定性モンタリングで問題になった事例
    • 原薬の出発原料の変更
    • 原薬の結晶形が影響など
  • 原料/資材メーカーの品質問題の事例
    • 中国原薬メーカーの異物逸脱対応
    • 資材メーカーのクロスコンタミ製品回収など
  • バリデーションの不備事例
    • 造粒時の乾燥減量の管理 (FDA指摘)
    • 洗浄済みの確認 (PMDA指摘) など
  • 全梱包からの同一性確認
    • 受け入れ時の保証

プログラム

 日本のGMPとPIC/S-GMPガイドラインとのギャップ分析により、6つのギャップ追加が「GMP省令の取扱いの通知」として2013年8月に既に出されている。各製造所では6つのギャップ対応と、PIC/Sガイドラインでの全梱包からの同一性確認の検討が計画され既に一部実施されている。PIC/Sの位置づけと要求事項を理解し、6つのギャップと全梱包からの同一性確認にどのように品質保証をするかの考え方と具体的な手順について説明する。全梱包からのサンプリンを減らす方法についても紹介する。

  1. PIC/S-GMPガイドラインについて
    1. PIC/S-GMPガイドラインの位置づけ
    2. GMP施行通知に6つのギャップを反映
    3. 品質リスクマネジメント
    4. 製品品質照査
    5. 参考品の保管
    6. 安定性モンタリング
    7. 原料メーカーの管理
    8. バリデーション
    9. 6つのギャップ以外のPIC/S-GMPガイドライン対応 全梱包からの同一性確認
  2. PIC/S-GMPガイドラインを知る
    1. 6つのギャップをPIC/S-GMPガイドラインから読む
    2. アネックス 8「原料及び包材のサンプリング」
    3. アネックス15「適格性評価及びバリデーション」
    4. アネックス19「参考品及び保存サンプル」
  3. 品質リスクマネジメント
    1. ICH9
    2. 要求事項 (GMP施行通知)
    3. リスクアセスメント
    4. リスクの具体的事例
      • 日局標準品の補正係数設定
      • OOS導入による製剤バラツキの大きい製品の改善
      • 品質再評価による溶出試験 等
  4. 製品品質照査
    1. 要求事項 (GMP施行通知)
    2. 試験結果の活用
    3. 工程能力指数 (Cp/Cpk) の活用
  5. 参考品の保管
    1. 要求事項 (GMP施行通知)
    2. 保管量の確認とSOP化
    3. ミニチュアの作成
    4. 保管場所の確保
  6. 安定性モンタリング
    1. 要求事項 (GMP施行通知)
    2. 室温なりゆきと25℃×60%の対応違い
    3. 安定性モニタリングで規格外の場合の対応 (25℃×60%)
    4. 安定性モニタリングで問題になった事例紹介
      • 注射剤の経年による不溶性異物析出
      • 原薬の出発原料の変更
      • 添加剤の製造場所変更
      • 原薬の結晶形が影響
  7. 原料/資材メーカーの管理
    1. 要求事項 (GMP施行通知)
    2. 評価 (新規・変更時・日常)
    3. 取り決め事項
    4. 原料及び資材メーカーのリスクベースの監査
    5. 原料/資材メーカーの品質問題の事例
      • 中国原薬メーカーの異物逸脱対応
      • 資材メーカーのクロスコンタミによる製品回収
  8. バリデーション
    1. 要求事項 (GMP施行通知)
    2. 定期バリデーション
    3. バリデーションの不備事例
      • 造粒時の乾燥減量の管理 (FDA指摘)
      • 洗浄済みの確認 (PMDA指摘)
      • アルミピローのピンフォール など
  9. 全梱包からの同一性確認
    1. 相手先製造所の品質保証体制の確認
    2. 均質性の確認
    3. 流通段階の確認
    4. 受け入れ時の保証
  10. 確認試験の簡便法
    1. ラマン分光
    2. 近赤外
    3. ラマン分光と近赤外の比較
    4. 種々の問題点への対応 (アルミ包装/先行サンプル/添付サンプル)
  11. PIC/Sのサンプリング数増加対応への具体策
    1. 具体策の作成 (計画)
    2. 実施
    3. 省略
  12. ハード面のポイント
    1. 保管検体の増加対応
    2. 安定性試験室のスペース拡大対応
    3. 保管室の温湿度管理 (温度マッピングの確認など)
    4. サンプリング室
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 脇坂 盛雄
    株式会社 ミノファーゲン製薬
    顧問

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

複数コース 同時申込割引について

割引対象セミナー

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/6 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2025/1/6 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2025/1/6 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2025/1/7 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/8 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/1/8 失敗成功事例から学ぶ原薬の各ステージでのスケールアップ製造のポイント オンライン
2025/1/8 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/1/8 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2025/1/9 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/1/9 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2025/1/9 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/9 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン
2025/1/10 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2025/1/10 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/1/13 体外診断薬の海外市場を踏まえたマーケティング戦略策定 オンライン
2025/1/14 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2025/1/14 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2025/1/14 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2025/1/14 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン