技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

UV硬化樹脂の硬化収縮・不良対策

材料の選択・組合せが硬化性、物性へ与える影響とは

UV硬化樹脂の硬化収縮・不良対策

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、UV硬化樹脂の硬化収縮・不良対策について詳解いたします。

開催日

  • 2015年7月17日(金) 10時30分 16時00分

受講対象者

  • 紫外線硬化樹脂に関連する技術者、開発者、研究者
    • ナノインプリント
    • 電子部品・光学部品などの接着・乾燥
    • 印刷インキの乾燥
    • 塗料・塗装コーティング剤の乾燥・硬化
    • 光ファイバ等の保護コーティング
    • 光造形
    • 3Dプリンター
    • ジェルネイル等の装飾品 など
  • 紫外線硬化樹脂の初心者、これからUV硬化性樹脂の開発に携わる方
  • 紫外線硬化処理で課題を抱えている方

修得知識

  • 光重合開始剤の種類と基本的な特徴
  • 光重合開始剤選択の考え方

プログラム

UV硬化モノマー・オリゴマーの 分類と硬化性の特徴

(2015年7月17日 10:30〜12:00)

  1. UV硬化モノマー・オリゴマーの分類と特徴
    1. 特殊アクリレート
    2. アクリルオリゴマー
    3. その他のUV硬化モノマー・オリゴマー
  2. 表面硬化性と深部硬化性の両立
    1. 表面硬化性を向上させるためには
    2. 深部硬化性を向上させるためには
    3. 表面硬化性と深部硬化性の両立
  3. 光源と硬化性
    1. 各種光源の特徴
    2. 光源の違いによる深部硬化性の差
    • 質疑応答

UV硬化樹脂の内部硬化改善に向けた 光重合開始剤の最適な選定

(2015年7月17日 12:45〜14:15)

 光重合開始剤の種類と主要な開始剤に関する特徴や吸収特性、反応性を紹介する。また、内部硬化に適した光重合開始剤を、評価例を挙げながら紹介する。

  1. 主要な光重合開始剤の紹介
    1. 光重合開始剤の用途
    2. 光重合開始剤の種類と特徴
    3. 光重合開始剤の分類
    4. 光ラジカル重合開始剤の開裂メカニズムと吸収特性
    5. 光カチオン重合開始剤の酸発生メカニズムと吸収特性
  2. 内部硬化性の改善
    1. 内部硬化に適した光重合開始剤
    2. 増感剤の利用
    3. 表面硬化と内部硬化の両立
  3. 光重合開始剤の最適選定
    1. 透明・着色組成物の光硬化
    2. 厚膜・薄膜の光硬化
    • 質疑応答

UV硬化樹脂の硬化阻害および収縮対策

(2015年7月17日 14:30〜16:00)

  1. UV硬化の原理と特徴
    1. 表面加工技術としての特長と欠点
  2. 光源の選択とメリット・デメリット
    1. 光の特長の理解
    2. 高圧水銀ランプ
    3. メタルハライドランプ
    4. UV-LED (発光ダイオード)
  3. フォーミュレーションの選択
    - UV硬化の速度、硬化物の物性を決定するフォーミュレーションについて解説する
    1. オリゴマーおよびモノマーの選択
    2. 構造と硬化物物性 (軟らかい硬化物、固い硬化物)
    3. 硬化速度
  4. 開始剤の選択
    1. クリヤーハードコート
    2. 着色物の硬化
    3. 耐候性を求められる硬化物など
  5. 酸素硬化阻害とその対策
    1. 光強度
    2. 開始剤濃度、
    3. 官能基濃度
    4. 添加剤 (アミン、チオール、シランなど)
  6. 硬化収縮とその対策
    1. アクリル当量
    2. オリゴマー、ハイパーブランチポリマー
    3. Tgと硬化収縮
  7. 黄変と対策
    • 開始剤
    • モノマー
    • オリゴマー
    • 重合禁止剤
    • 添加物など
    • 質疑応答

講師

  • 佐内 康之
    東亞合成 株式会社 名古屋工場 技術開発部 新製品開発課
    課長
  • 鮫島 かおり
    BASFジャパン株式会社 ディスパージョン&レジン事業部 ディスプレイ マテリアルズ アプリケーションラボ
    マネージャー
  • 角岡 正弘
    大阪府立大学
    名誉教授

会場

株式会社 技術情報協会

8F セミナールーム

東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/19 プラスチック光学素子の基礎、超高精度加工技術 オンライン
2024/4/22 高分子インフォマティクスの応用事例 オンライン
2024/4/22 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2024/4/22 プラスチック強度設計の基礎知識 オンライン
2024/4/23 ナノ触診原子間力顕微鏡 (AFM) による高分子材料の解析技術 オンライン
2024/4/24 樹脂材料のEV駆動モータ/パワーデバイスへの実装に向けた高電圧絶縁特性の基礎と評価法 オンライン
2024/4/24 熱分析による高分子材料 (プラスチック・ゴム・複合材料) の測定・解析の基礎とノウハウ オンライン
2024/4/24 ヒートシールの基礎と材料設計および品質管理・不具合対策 オンライン
2024/4/24 プラスチック用添加剤の基礎と選び方・使い方のポイント、その注意点 オンライン
2024/4/24 高分子の絶縁破壊メカニズムとその劣化抑制技術 オンライン
2024/4/24 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/4/24 天然植物繊維を強化材とする複合材料の基礎と応用 東京都 会場
2024/4/25 5G高度化とDXを支える半導体実装用低誘電特性樹脂・基板材料の開発と技術動向 オンライン
2024/4/25 プラスチックフィルムの表面処理・改質技術と接着性の改善評価方法 オンライン
2024/4/25 レオロジー測定・データ解釈の勘どころ オンライン
2024/4/25 押出成形のDX化と活用技術 オンライン
2024/4/25 結晶性高分子における力学物性と高次構造の関係 オンライン
2024/4/25 破壊工学の基礎と高分子材料での実践 オンライン
2024/4/25 高分子結晶化のメカニズムと評価法 オンライン
2024/4/26 セルロースナノファイバーの技術動向と複合化・成形、使用への考え方・活かし方 オンライン