技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

PIC/S GMPバリデーションコース (2日間)

PIC/S GMPバリデーションコース (2日間)

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーは、洗浄バリデーション、設備管理バリデーションの2テーマセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
通常受講料 : 92,340円(税込) → 割引受講料 61,560円(税込)

開催日

  • 2014年12月16日(火) 10時30分 16時30分
  • 2014年12月17日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 洗浄バリデーションの基礎
  • 極めて微量でも健康リスクが懸念される物質が洗浄対象の場合の対応
  • 毒性データのない物質 (例えば原薬中間体) が洗浄対象物の場合の対応
  • PIC/S, Risk MaPP, 遺伝毒性不純物管理ガイドライン
  • 洗浄バリデーションに関わる悩ましい疑問点解決のヒント
  • 洗浄バリデーションに関する最新動向
  • VMPの作成事例
  • URSの作成事例
  • 設備の適格性評価 (DQ、IQ、OQ、PQ) での留意点

プログラム

2014年12月16日「洗浄バリデーション/洗浄方法の残留限度値設定・根拠」

 洗浄対象物が明確で、その毒性も明確であれば、残留限度値の設定に悩むことはないが、極めて微量でも健康リスクが懸念される物質や、毒性データのない物質 (例えば原薬中間体) が洗浄対象物の場合どう対応すべきか等、洗浄バリデーションに係る疑問点について、ガイドライン等の要請内容や実務経験からの実績も踏まえ解説する。

  1. 洗浄バリデーションへの要請事項
    • 洗浄バリデーションとは
    • 洗浄対象物質への留意点
    • 洗浄を過信しない
    • 洗浄バリデーション業務の概要
    • 設定すべき事項
    • EU GMP Annex15最終ドラフトの要請
    • 施設専用化の要件
    • 施設専用化の対象物質
    • Risk Mappの論点
    • NOEL (無影響量) とは
    • PDE (1日許容暴露量) とは
    • EU-GMP第3 (建物および設備) と第5章 (製造) の要請
  2. 残留許容値の設定
    • 現状の残留許容値設定法
    • PIC/Sの推奨事項
    • Risk MaPPでは
    • 遺伝毒性不純物の管理に関するガイドライン
    • TTC (毒性学的懸念の閾値) とは
  3. 洗浄バリデーションの種類
    • DQ、IQ、OQ、PQでの留意点
    • 予測的バリデーションでの実施事項
    • コンカレントバリデーション
    • 再バリデーション
    • 変更時のバリデーション
    • 製品品質照査 (工程管理の定期照査)
  4. 洗浄方法
    • 手洗浄のバリデーション
    • CIPの留意点
    • 洗浄剤選定の留意点
  5. サンプリング方法
    • スワブ法の留意点
    • サンプリング箇所の設定
    • 回収率
    • リンス法の留意点
    • フィニッシュプロダクト法
    • 転写 (スタンプ) 法
    • サンプリングのタイミング
    • オンラインモニタリングの方向へ
  6. 分析方法
    • 分析方法の留意点
    • 残留物を特定した分析法
    • 残留物を特定しない分析法
    • サンプルの安定性に留意
  7. 査察時の指摘事項
  8. まとめ
    • 質疑応答・名刺交換

2014年12月17日「PIC/S GMPをふまえた設備適格性評価、設備管理とバリデーションマスタープランの作成例」

 ハードに係る要請事項は、PIC/S GMPと国内の薬局等構造設備規則で基本的な差はないため、PIC/S対応のために特段の設備更新・改造は必要でないものの、バリデーション基準の改正により、DQが要請され、その前提としてユーザー要求仕様書が必要になったことや、バリデーション手順書とPIC/Sのバリデーションマスタープランとの整合確保が必要など、ソフト面の対応が必要になった。これらも合わせ、設備構築と管理上の留意点について解説する。

  1. PIC/S GMPガイド、薬局等構造設備規則、cGMPのハードへの要請
  2. 施設構築業務
    • 基本計画
    • 基本設計
    • 詳細設計
    • 調達・施工
  3. バリデーションでよくある誤解
    • 工業化研究とバリデーションの混同
    • コミッショニングと適格性評価は別物
  4. ユーザー要求仕様書 (URS)
    • URSの作成手順
    • デザイン適格性評価 (DQ) とURSの関係
  5. 製薬用水設備の留意点
    • 製薬用水の管理
  6. キャリブレーション
    • 計器校正の定義
    • 校正関係文書
    • 校正周期の設定
  7. メンテナンス
    • 保守点検に係る3のリスク
    • 6種の保全方式
    • 点検のタイミング
    • 作業員が行う保全
    • 校正・点検・保全のための基礎資料
    • 点検時の留意点
    • ログブック (日誌) への記載事項
  8. 査察時の指摘事項
  9. バリデーションマスタープラン (VMP)
    • VMPとは
    • VMPへの記載事項記載事例
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 57,000円 (税別) / 61,560円 (税込)
複数名
: 30,000円 (税別) / 32,400円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 30,000円(税別) / 32,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 57,000円(税別) / 61,560円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

全2コース申込割引受講料について

  • 通常受講料 : 92,340円(税込) → 全2コース申込 割引受講料 61,560円(税込)
  • 通常受講料 : 85,500円(税別) → 全2コース申込 割引受講料 57,000円(税別)

2日間コースのお申込み

割引対象セミナー

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/8 化学プロセスのコスト削減 オンライン
2024/5/8 リアルワールドデータ (RWD) を活用するための薬剤疫学基礎セミナー オンライン
2024/5/8 中東主要国の薬事規制比較と現地対応手法 オンライン
2024/5/8 フロー合成・連続生産・マイクロリアクター/スケールアップコース (2日間) オンライン
2024/5/8 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/5/9 薬価申請・原価計算方法と交渉で有効なデータ取得ならびに資料作成の重要ポイント オンライン
2024/5/9 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/5/9 滅菌バリデーションの深堀と見落としがちな滅菌バリデーションの留意点、最新米国FDA等EO環境問題と代替滅菌プログラム動向、無菌性保証とパラメトリックリリース (PIC/S ANNEX17) とその推奨 オンライン
2024/5/9 滅菌の基礎と滅菌バリデーション入門 オンライン
2024/5/10 データインテグリティに対応した紙ベースのGMP文書・記録の作成、保管、管理、廃棄のポイント オンライン
2024/5/10 具体的データ事例を用いた安定性試験の統計解析と規格設定 オンライン
2024/5/10 ICH M7ガイドラインに則ったニトロソアミン類不純物の評価・管理に関する最新動向と当局の考え方 オンライン
2024/5/14 入門者のための基本から学ぶGMP オンライン
2024/5/14 洗浄技術と洗浄プロセス最適化の総合知識 オンライン
2024/5/14 診断薬業界に求められるビジネスモデルと事業・製品戦略 オンライン
2024/5/15 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン
2024/5/16 医薬品ライセンス契約のドラフティングと紛争回避・解決のポイント オンライン
2024/5/16 Computer Software Assuranceセミナー オンライン
2024/5/17 データインテグリティを踏まえたGMP文書・SOP・記録の作成と管理 オンライン
2024/5/17 医薬品製剤の生物学的同等性とその定量的な予測方法の現状 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/6 日本での申請をふまえたアジアンスタディと各国の相違
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/10/28 薬物動態(「ヘ」項)試験におけるデータ・試験の信頼性確保・保証とQC・QA手法/タイミング
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/6/30 目的に合った界面活性剤の上手な使い方と選定方法
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/4/5 洗浄剤 技術開発実態分析調査報告書