技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

体外診断用医薬品の性能試験評価法の考え方とその有用性

体外診断用医薬品の性能試験評価法の考え方とその有用性

東京都 開催 会場 開催 個別相談付き

概要

本セミナーでは、体外診断用医薬品の基本的な性能評価から解説し、その見方と考え方を理解していただきます。
臨床への有用な情報提供に応用できるスキルを習得していただきます。

開催日

  • 2013年10月29日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品の性能試験に関連する技術者、担当者、管理者
  • 臨床試験に関連する担当者、管理者

修得知識

  • 体外診断薬の性能試験の基礎
  • 試験結果を正しく理解・評価するための統計
  • 性能試験の評価
  • 精密さと正確さの評価
  • 臨床的有用性の評価

プログラム

 医学的診断は、患者の訴え、医師による診療所見、そして臨床検査データの三つの情報の総合的な判断による。そのなかでもっとも客観的情報を提供するのが臨床検査である。しかし高い客観性をうるには、精密さ、正確さなどの基本的性能が適切なものでなければならない。はたしてその基本的な性能評価とは何なのか、評価する基準とは何なのかを学ぶことにより、役立つ検査情報の提供が可能となる。これらの精度マネジメントを生かす運営管理に活かすことができる。
 本講義では、基本的な性能評価の考え方を理解し、臨床への有用な情報提供に応用できる力の習得を目的とする。

 医学的診断は、患者の訴え、医師による診療所見、そして臨床検査データの三つの情報の総合的な判断による。そのなかでもっとも客観的情報を提供するのが臨床検査である。しかし高い客観性をうるには、精密さ、正確さなどの基本的性能が適切なものでなければならない。はたしてその基本的な性能評価とは何なのか、評価する基準とは何なのかを学ぶことにより、役立つ検査情報の提供が可能となる。これらの精度マネジメントを生かす運営管理に活かすことができる。
 本講義では、基本的な性能評価の考え方を理解し、臨床への有用な情報提供に応用できる力の習得を目的とする。

  1. 体外診断薬に要求される性能試験とは
    • 分析化学と比較し要求される精度について考えます
    • 定量値と定性値など表現の違う評価についてどうすればよいのか
  2. 性能試験のバックボーンである統計的背景を理解しよう
    • 間違った相関・回帰分析をしていないか
    • 有意差検定の原理を理解し、適切な検定方法の選択しているか
    • 信頼区間の持つ意味について
    • よく使われる分散分析法とは
    • 絶対的な評価と相対的な評価とその許容誤差について
  3. 基本的性能試験の評価
    1. 再現性試験の種類とその持つ意味について
    2. 最小検出限界試験はどのように実施するのか
    3. 直線性試験の判断はどのように行うのか
    4. 干渉物質の影響試験はどのように行うのか
  4. 精密さと正確さの評価の仕方
    1. 精密さの評価 2種類の方法の意義は
      • 管理試料を用いた評価法とその目的
      • 患者検体を用いた評価法とその目的
    2. 正確さの評価 3種類の方法の意義は
      • 1種類の標準物質を用いた場合の正確さの評価方法を学ぶ
      • 3種類以上の標準物質を用いた場合の正確さの評価方法を学ぶ
      • 患者検体による一致性の確認方法
  5. 臨床的有用性の評価
    1. 基準範囲の設定しその検証方法と注意点を知る
    2. 判断値の設定方法と注意点
    3. クロス表からの感度と特異度を理解、適中率、尤度、オッズを考える
    4. ROC分析の有効な活用方法と注意点について
  6. 性能試験の日常検査への活かし方
    1. 日常分析に利用する性能試験の結果
    2. 有効な診療支援情報の提供方法を考察する

会場

タイム24ビル

4F 研修室

東京都 江東区 青海2丁目4-32
タイム24ビルの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/9 賞味期限設定のためのアレニウス式を用いた加速試験のポイント オンライン
2025/1/9 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/1/9 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2025/1/9 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン
2025/1/9 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/10 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2025/1/10 Pythonを使った時系列データ解析入門 オンライン
2025/1/10 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/1/10 分析法バリデーションコース (2日間) オンライン
2025/1/10 ICH Q2 (R2) 、Q14をふまえた承認申請時の分析法バリデーションの留意点 オンライン
2025/1/13 体外診断薬の海外市場を踏まえたマーケティング戦略策定 オンライン
2025/1/14 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2025/1/14 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2025/1/14 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2025/1/14 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2025/1/14 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン
2025/1/15 ファージセラピーの最新開発動向と次世代耐性菌対策への展望 オンライン
2025/1/15 計算ブラックボックスからの脱却と精度評価の本質に迫る オンライン
2025/1/15 体外診断用医薬品における承認申請書作成ノウハウおよびPMDA相談のポイント オンライン
2025/1/16 スプレッドシートの合理的バリデーションとデータインテグリティ管理・運用の具体的ポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/10/27 国際共同試験におけるICH-E6改訂のインパクト・QMS構築
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/5/10 分析法バリデーション実務集
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価