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抗体/バイオ医薬品における可溶化・安定化・凝集体防止と精製技術

抗体/バイオ医薬品における可溶化・安定化・凝集体防止と精製技術

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2012年9月27日(木) 10時30分 17時25分

受講対象者

  • 医薬品の研究・開発・製造に携わる技術者、研究者、担当者、管理者

修得知識

  • 抗体/バイオ医薬品の溶解性・安定性に影響を及ぼす要因と可溶化・安定化の方法
  • 会合・凝集体のメカニズム
  • 抗体/バイオ医薬品の精製技術
  • コストがかかるプロテインA、代替リガンドの開発動向

プログラム

第1部 『抗体/バイオ医薬品の溶解性・安定性に影響を及ぼす要因と可溶化・安定化の方法』

(2012年9月27日 10:30〜12:30)

近日UP

第2部 『タンパク質製剤の会合・凝集体のメカニズムと検出方 法・防ぐ方法』

(2012年9月27日 13:10〜15:10)

 本講座では、タンパク質製剤において凝集体が発生するメカニズム、凝集体の性質に応じた適切な凝集体の分析方法、および凝集体を防ぐための手法について、理論的背景を説明しながら、紹介する。

  1. 凝集体形成メカニズム
  2. バイオ医薬品に含まれる凝集体研究の現状
  3. タンパク質の濃度決定、凝集体の定量
  4. 可逆性に基づく凝集物の分類
  5. 粒子サイズに応じた凝集体の分類と分析法
    1. IVPサイズの凝集体の概要と分析法の特徴
      • HPLC-SEC
      • 超遠心沈降速度法 (AUC-SV)
      • FFF
      • 光子相関法 (動的光散乱法、DLS)
    2. SVP/VPサイズの凝集体の概要と分析法の特徴
      • 濁度測定
      • レーザー回折・散乱式粒度分布測定装置
      • 電気的検知法 (コールターカウンター)
      • マイクロフローイメージング (MFI)
      • パーティクルカウンター (光遮蔽法)
  6. 凝集性の予測
    1. AUC-SEによるB22の決定
    2. B22と凝集性および粘度の関係
  7. 凝集の防止法
    1. 天然状態の抗体の凝集性を低下させる方法
    2. タンパク質の熱安定性
    3. 天然状態の抗体の安定性を上昇させる方法
    • 質疑応答・名刺交換

第3部 『抗体/バイオ医薬品の精製技術』

(2012年9月27日 15:25〜17:25)

 バイオ医薬品のダウンストリーム工程で用いられる技術について、特に抗体医薬品のアフィニティクロマトグラフィー精製技術を中心に概説する。
 また、デファクトスタンダートリガンドであるプロテインAと、その代替リガンドの開発動向についても紹介する。

  1. バイオ医薬品のダウンストリーム工程の概要
    1. バイオ医薬品の特徴
    2. ダウンストリーム工程の目的
    3. ダウンストリーム工程のながれ
    4. 精製プロセスの単位操作
  2. 抗体医薬品のアフィニティクロマトグラフィー精製
    1. 抗体医薬品の特徴
    2. プロセスクロマトグラフィーの要件
    3. 精製プラットホーム
  3. アフィニティリガンドについて
    1. アフィニティリガンドとは
    2. プロテインAアフィニティ担体について
    3. プロテインA代替リガンドについて
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 津本 浩平
    東京大学 医科学研究所 疾患プロテオミクスラボラトリー
    教授
  • 内山 進
    大阪大学 工学研究科 生命先端工学専攻
    教授
  • 本田 真也
    産業技術総合研究所 生命工学領域 バイオメディカル研究部門
    副研究部門長

会場

東京流通センター

2F 第4会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

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受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

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