技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

Q9品質リスクマネジメントシステム・Q10医薬品品質システム導入 超入門講座

実際の運用を考慮した

Q9品質リスクマネジメントシステム・Q10医薬品品質システム導入 超入門講座

~“1”から始める導入講座 / ガイドラインではわからない、どのようにすればいいのか?~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、「Q9要求 : 品質リスクマネジメントの解釈の仕方、リスク分析の仕方」
「Q10要求 : 医薬品品質システムの解釈の仕方、品質マニュアルの作成」について
ISO9001をふまえ、運用事例を交え解説いたします。

開催日

  • 2012年6月21日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品の品質管理者、担当者

修得知識

  • 品質リスクマネジメントシステムの基礎
  • ICH Q9・ICH Q10の概要・基礎
  • ICH Q9が要求する品質リスクマネジメントの解釈の仕方・運用事例
  • ICH Q10が要求する医薬品品質システムの解釈の仕方・運用事例

プログラム

 医薬品の品質確保への取り組み方が、「現場にて工程で品質を造りこむ」といった従来の品質保証の概念から、「工場や会社全体で製造に係る組織全体をマネジメントする」といった新しいパラダイムとしてICH-Q9、Q10にて導入され、最近では、その取組みの重要性が認識され緩慢ではあるが定着しつつある。
 本セミナーでは、Q9が要求する品質リスクマネジメントの解釈の仕方、リスク分析の仕方、運用事例及びQ10が要求する医薬品品質システムの解釈の仕方、品質マニュアルの作成、運用事例などをISO9001を踏まえを平易に解説します。

  1. 新しいパラダイムの動向
    1. ICH (日米EU医薬品規制調和国際会議) の活動状況 (新しい規制パラダイム)
    2. 新しいパラダイムにおけるQ8及びQ10とQ9の相互作用
    3. 国内における規制当局から発出されたガイドライン及びQ&A
  2. 医薬品企業を取巻く内外のリスク環境とその取り組みの方向性
  3. 品質リスクマネジメントシステムの概説
    1. 品質リスクマネジメントシステム (ICH-Q9) の背景
    2. リスクに基づくアプローチ
      • リスク「算定」のパラメータ
      • リスクと不確実性
      • 不確実性と品質リスクマネジメント
    3. 品質リスクマネジメントシステムの体系
    4. 品質リスクマネジメントガイドライン (概要)
    5. リスクアセスメント
    6. リスクコントロール及び受容可否のデシジョンツリー
    7. 工場管理における品質マネジメントの適用
    8. リスクマネジメント分析事例 (注射剤異物混入危害リスト)
    9. 品質リスクマネジメントシステムの適用事例1 (東薬工の事例紹介)
      • リスクアセスメント評価シート
      • 重大性 (欠陥の結果) の基準
      • 発生確率の基準
      • 検出性 (欠陥を発見する能力)
      • 欠陥モード影響解析 (FMEA)
      • 事例
    10. 食品安全HACCPに学ぶリスクマネジメント分析事例2
      • 食品安全ハザード
      • 食品安全ハザード分析手法と事例
      • 医薬品への展開事例 (異物混入)
  4. 品質マネジメントガイドライン (ICH-Q10) の背景
    1. 品質マネジメントシステムの必要性
    2. 品質マネジメントシステムの目的
    3. 医薬品品質システムモデルの図解 (解説)
    4. グローバル化に対応した医薬品の品質保証の方向性 (医薬品GMPを包括した品質マネジメントシステムの実現)
    5. ISOと融合した効果的なGMPの運用 (モデル)
  5. 品質マネジメントシステムの概説
    1. 医薬品品質システム
    2. 経営陣の責任
    3. 製造プロセスの稼働性能及び製品品質の継続的改善
      1. ライフサイクルの各段階の目標
      2. 医薬品品質システムの要素
        • 製造プロセスの稼働性能及び製品品質のモニタリング
        • 是正・予防措置 (CAPA)
        • 変更マネジメントシステム
  6. 医薬品品質システムの継続的改善
    1. 医薬品品質システムのマネジメントレビュー
    2. 医薬品品質システムに影響を与える内的及び外的要因のモニタリング
    3. マネジメントレビュー及びモニタリングの成果
  7. 品質マネジメントシステム運用のポイント
    1. 品質マネジメントシステム展開
    2. 品質マニュアル
    3. 品質方針展開
    4. 品質マネジメントシステムの組織
    5. マネジメントレビュー
    6. 知識管理
    7. 製造プロセスの稼働性能及び製品品質のモニタリング
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 若山 義兼
    高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチ
    代表

会場

大田区産業プラザ PiO

6階 D会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/28 海外当局によるGMP査察への準備と対応 オンライン
2025/3/28 試験室QCと信頼性確保を踏まえた分析法バリデーションの統計・基準値設定と分析法変更・技術移転時の同等性評価 (3コース) オンライン
2025/3/28 3極 (日欧米) GCP査察・社内監査の事例と指摘解決・予防にむけたQMS実装と品質管理手法 オンライン
2025/3/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 オンライン
2025/3/28 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2025/3/28 ラボにおける監査証跡/レビューの項目・頻度・レベルと分析機器毎のレビュー例 オンライン
2025/3/28 治験に関わるベンダーの要件調査と監査 オンライン
2025/3/31 GMP基礎講座 (2日間) オンライン
2025/3/31 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2025/3/31 GMPが適用されないラボにおける封じ込めの基本事項と初期段階でのハザードアセスメント オンライン
2025/3/31 GDPガイドライン入門講座 オンライン
2025/3/31 医薬品開発におけるドキュメント作成のための英文メディカルライティング入門 オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編 + 実践編) オンライン
2025/4/28 化学物質を扱う研究所における法規制に準拠した薬品管理の進め方 オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (実践編) オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (オンデマンド)
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (DVD)
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性