技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

治験薬の開発段階に応じた規格値設定/変更管理と分析法バリデーション実施範囲

"品質の一貫性"の担保と承認申請に向けた具体的な対応策を習得するための

治験薬の開発段階に応じた規格値設定/変更管理と分析法バリデーション実施範囲

東京都 開催 会場 開催

各開発ステージで求められる対応を習得できる特別セミナー!

概要

本セミナーでは、治験薬の規格設定の基礎から解説し、開発初期段階から品質をつくり込む手法について詳解いたします。
また、開発開始から承認申請までの分析法バリデーションについて、GMP・臨床試験におけるレギュレーションを踏まえてわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2011年1月24日(月) 11時00分 16時00分

受講対象者

  • 医薬品の開発者、研究者

修得知識

  • 品質の一貫性の実現方法
  • 承認申請の具体的な対応策

プログラム

第1部 治験薬の開発段階に応じた規格値の設定と変更管理 (11:00~13:00)

 治験薬の規格設定においては参考となるガイドライン等はなく、公的な規制としては治験薬GMP通知において品質に関する記載があり、治験段階において品質を保証することにより被験者を守ることおよびロット内ロット間の均質性を保証することにより臨床試験の信頼性を確保すること、治験初期段階においては品質の一貫性、治験後期から市販後製品においては品質の同等性を示すことが求められると規定されている。

 このような一般的表現で示された要件に沿う具体的な進め方 (治験薬の開発ステージに応じた規格値の設定と変更管理方法) について、考え方および事例を参考に示して解説を行う。

関連の規制・レギュレーション等
  • 「治験薬の製造管理、品質管理等に関する基準 (治験薬GMP) について」
    (平成20年7月9日 薬食発0709002号)
  • 「新医薬品の規格及び試験方法の設定について」
    (平成13年5月1日 医薬審発第568号)
第1部 プログラム
  1. 開発初期段階から申請書規格までの基本的な規格値設定の流れと考え方
    1. 規格値設定の基本的方針
    2. 開発ステージと規格設定の考え方
      1. 開発ステージを通しての留意点
  2. 開発段階に応じた規格値設定のために必要な検討事項
    下記開発段階における試験項目別に説明
    1. フェーズ 1
    2. フェーズ 2a
    3. フェーズ 2b
    4. フェーズ 3
  3. 開発初期段階の規格値設定事例
    下記剤型を例に試験項目別に説明
    1. 錠剤
    2. 注射剤
  4. 開発段階での規格値変更に伴う変更管理
    1. 薬事的要件
    2. 変更管理事例
      1. 規格値の幅を狭くする
        • 含量
        • pH 等
      2. 規格値を低くする
        • 類縁物質
        • 残留溶媒
        • エンドトキシン 等
      3. 規格値を高くする
        • 即放性錠の溶出試験等
      4. 品質を低める方向の規格値変更
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 承認申請に必要な開発段階毎の分析法バリデーション実施範囲 (13:50~16:00)

 開発段階に応じて分析法も改良されていきますが、開発初期から承認申請までの段階に応じた分析法バリデーションの実施の範囲を、治験薬GMP及び臨床試験におけるレギュレーションを踏まえ、分かりやすく解説します。
 また、分析法の変更管理及びフルバリデーションの実施のタイミングなどについても触れます。

第2部 プログラム
  1. 医薬品開発におけるCMC
    1. 規格及び試験方法開発の流れ
    2. 臨床試験におけるレギュレーション
  2. 治験薬GMPとバリデーション
    1. 改正治験薬GMPのポイント
    2. 治験薬とバリデーション
  3. 開発初期における分析法バリデーション
    1. 原薬・製剤の試験項目、試験方法
    2. 分析法バリデーション実施範囲
  4. 開発段階における分析法の変更管理と再バリデーション
  5. 承認申請時における分析法バリデーションの必要範囲
    1. 原薬・製剤の試験項目、試験方法
    2. 分析法バリデーションの実施範囲
  6. フルバリデーション実施のタイミング
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 浜島 良
    株式会社 TSD Japan 製剤技術部
    部長
  • 山田 龍彦
    キッセイ薬品工業 株式会社 品質保証部 品質保証第二課
    参与

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5階 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 基礎から学ぶやさしいGMP超入門講座 オンライン
2024/4/22 改正GMPに対応した空調設備の管理とバリデーション オンライン
2024/4/22 リアルワールドデータ (RWD) を活用するための薬剤疫学基礎セミナー オンライン
2024/4/22 製造/ラボにおける監査証跡の具体的な運用方法・管理と効率的なレビュー手順 (どこまですべきか) オンライン
2024/4/22 安全性定期報告書等の作成にむけた安全性集積データの見方・評価と文章作成のコツ オンライン
2024/4/22 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/4/23 医薬品開発における事業性評価・ポートフォリオ分析と意思決定手法 オンライン
2024/4/23 新規モダリティにおける特許の現状および特許戦略 オンライン
2024/4/23 薬物動態の基礎と活用 オンライン
2024/4/23 非GLP試験の書面調査と過剰に陥らない効率的な信頼性確保の基準 オンライン
2024/4/24 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 東京都 会場・オンライン
2024/4/24 化粧品・部外品のGMPと品質監査のポイント オンライン
2024/4/24 信頼性基準適用試験における運用への落とし込みと(国内外) 委託時の信頼性保証 オンライン
2024/4/24 アメリカにおける体外診断薬の事業戦略策定と参入のポイント オンライン
2024/4/24 医薬品・バイオ技術のライセンスと研究提携における「経済条件」 の決め方及びリスク対策 オンライン
2024/4/24 フロー合成・連続生産・マイクロリアクター/スケールアップコース (2日間) オンライン
2024/4/24 ラボにおけるデータインテグリティ実務対応 オンライン
2024/4/25 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/4/25 具体的データ事例を用いた安定性試験の統計解析と規格設定 オンライン
2024/4/25 滅菌の基礎と滅菌バリデーション入門 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/12/8 最新のCSV動向および21 Part 11も視野に入れたFDA査察対応方法
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/6 日本での申請をふまえたアジアンスタディと各国の相違
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き