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熱交換器設計のための熱移動現象 (伝熱) の基礎講座

熱交換器設計のための熱移動現象 (伝熱) の基礎講座

大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、熱移動について基礎から解説し、熱交換器設計で直面する諸問題を実例を交えてわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2016年2月4日(木) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 熱移動、熱の利用に関連する技術者
    • 熱交換器
    • ヒートポンプ
    • 空調
    • タービン
    • 排熱処理・排熱回収
    • 太陽光集熱機 など

修得知識

  • 沸騰や凝縮を含んだ熱移動現象の基礎知識
  • 熱交換器設計における気液二相流の基礎と問題点
  • 伝熱促進のメカニズムとその手法

プログラム

 ヒートポンプや冷凍機、熱機関、電子機器・電力機器などエネルギーを扱う機器では熱エネルギーの処理が課題であり、小さな温度差で効率よく熱移動させる手段が求められています。例えば、空調機器として広く利用されているヒートポンプシステムでは熱交換器で冷媒と空気の間の熱移動がなされていますが、冷媒と空気の温度差を小さくできればシステムの成績係数 (COP) の向上につながります。温度差を同じとすれば、熱移動の促進によって機器を小型化することができます。熱交換器設計では、過去の設計の延長で高性能化が図られることが多いですが、熱移動現象がその延長線上にあるとは限らず、新たな現象に遭遇し、それが不具合になれば大きな性能低下につながる恐れもあります。一方では、新しい加工技術の進展によってこれまで成し得なかった熱交換器形状を実現できる可能性もあります。すなわち、小手先の対策ではなく熱移動現象をよく理解したうえでの、機器設計が必要なのです。
 そこで、本講座では熱移動現象の基礎を講義したうえで、熱交換器設計の課題や伝熱促進手法の紹介、熱交換器設計における諸問題をわかりやすく講義いたします。

  1. 熱交換器の役割
  2. 熱移動現象の基礎
    1. 熱移動の3形態
      1. 伝導伝熱
      2. 対流伝熱
      3. 放射伝熱
    2. 熱通過
    3. 沸騰熱伝達
    4. 凝縮熱伝達
    5. 冷媒と気液二相流の基礎
  3. 熱交換器の基礎
    1. 熱交換器の形態
    2. 温度差の定義
  4. 伝熱促進技術
    1. 拡大伝熱面
    2. 単相流伝熱促進
    3. 沸騰・凝縮伝熱促進
  5. 熱交換器設計における諸問題
    1. 流れの分流
    2. 沸騰伝熱での諸問題

会場

大阪市立中央会館

2F 第4会議室

大阪府 大阪市 中央区島之内2丁目12-31
大阪市立中央会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。