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熱伝導率・熱拡散率測定の要点

熱伝導率・熱拡散率測定の要点

~測定の基礎を知り、的確に測り、正しく評価する~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーは、測定の基礎から解説し、正しく熱伝導率・熱拡散率を測定・評価する方法について詳解いたします。

開催日

  • 2015年5月21日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 固体材料の熱伝導率及び熱拡散率の測定をこれから始める方
  • 測定結果の信頼性の議論のポイントについて知識を得たい方

修得知識

  • 固体材料の熱伝導率および熱拡散率の代表的な測定方法の原理と特徴
  • 測定方法選択の際のポイント
  • 熱伝導率および熱拡散率測定の結果の信頼性に関する考え方
  • 的確な測定結果を得るための注意事項

プログラム

 固体材料の熱伝導性を測定・評価する方法には様々なものがあり、熱伝導率・熱拡散率を的確に得るためには測定方法の原理と特徴を考慮して、目的に合った測定方法を選択し、使いこなす必要があります。
 まず基礎として、熱物性値・熱特性値や代表的な測定方法の原理と特徴を解説し、それらの応用である評価技術も紹介します。次に測定装置の適用範囲の見極め方、選択する際に検討すべき事項を提案し、不確かさ評価例を説明することで、測定結果をどのように理解するか、熱伝導率・熱拡散率の測定技術をどのように使いこなすかについて考察します。

  1. はじめに
    1. 熱伝導に関連する物性値・特性値の定義
  2. 熱伝導率・熱拡散率測定方法の原理と特徴
    1. 測定方法の分類
    2. 定常法による熱伝導率測定
      (保護熱板法、熱流計法、定常比較法など)
    3. 非定常法による熱拡散率測定
      1. パルス加熱法の原理と応用 (レーザフラッシュ法など)
      2. 周期加熱法の原理と応用 (光交流加熱法、スポット周期加熱法など)
      3. ステップ加熱法の原理と応用 (非定常細線加熱法など)
    4. 応用としての熱拡散率評価方法 (こんな評価も可能です)
      1. 試料調整の工夫による適用範囲の拡大
      2. 分布測定・異方性の評価
  3. 測定方法の選択と測定結果の信頼性
    1. 測定方法の適用範囲
    2. 測定方法の選択における留意点
      1. 測定方法の特徴の視点から
      2. 測定対象の材料の視点から
    3. 測定結果の信頼性評価
      1. 標準物質や測定規格の利用
      2. 不確かさ評価の例 (レーザフラッシュ法の場合を例として)
    4. 信頼できる結果を得るための留意点
  4. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 阿子島 めぐみ
    国立研究開発法人 産業技術総合研究所 計量標準総合センター 物質計測標準研究部門 熱物性標準研究グループ
    主任研究員

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。