使用条件に対しロバストな設計を行い、品質低下を防ぐための
プラスチックの強度特性と破壊現象および破面解析技術・事例
プラスチック製品特有の強度や破壊の原理と破面解析技術について学び、設計や信頼性向上に活かそう!
概要
本セミナーでは、複数の講師により、プラスチックの破壊現象の基礎と対策、および実用レベルでの破面解析手法について、解析事例を交えて詳解いたします。
開催日
2010年10月7日(木) 10時30分~17時30分
受講対象者
- プラスチック製品の設計担当者、品質管理担当者
- プラスチックに関わる技術開発者
修得知識
- プラスチックの応力下における破壊現象と強度に与える諸要因と対策について
- 実用的レベルでの破面解析手法について (解析事例を交えて解説します)
プログラム
第1部 プラスチックの強度特性と破壊現象
- プラスチックの破壊現象
- 破壊過程
- 延性破壊と脆性破壊
- 破壊要因
- 応力様式と破壊
- 引張応力
- 曲げ応力
- 長時間の持続応力
- 繰り返し応力
- 応力亀裂
- クレーズとクラック
- ストレスクラック
- ソルベントクラック
- 設計、成形における破壊要因と対策
- 製品設計
- 許容応力
- コーナにおる応力集中
- ウェルドライン
- 成形
- 残留応力
- 成形時の劣化
- 異物、気泡
第2部 プラスチック成形品の破面解析技術と事例
- 破面解析の基本
- プラスチック成形品における破面解析の役割
- 破損原因調査のポイント
- 破面解析の手順
- 破損問題解析のフロー
- 不良状況把握の重要性
- 破面解析の方法
- 破面解析の3つの要点とは
- 起点の見つけ方 (非強化系材料と強化系材料について)
- 射出成形品での破損トラブルを起こし易い欠陥
- 破壊様式 (破壊を及ぼした外力) の判断方法
- 標準破面について
- 標準破面の分類
- 標準破面の特徴
- POM一般材料の破面
- その他材料の破面
- 破損事例と対策事例の紹介
- 設計的な不具合要因による破壊例
- 成形的な不具合要因による破壊例
- エッチングを用いた新しい破面解析手法 (破面直下の高次構造観察) の紹介
講師の言葉 (第1部)
プラスチックは金属材料に比較して絶対的強度が低いこと、荷重変形が大きいこと、使用条件による強度変化が大きいことなど製品設計では配慮すべきことが多い。そのため、製品設計を進めるに当たってはプラスチックの強度特性を十分理解した上で、使用条件に対してロバストな設計をすることが大切である。
本講では、プラスチックの応力下における破壊現象と強度に与える諸要因と対策について解説する。
講師の言葉 (第2部)
破断面の観察から破壊に関する知見を得ようとする破面解析 (フラクトグラフィー) は以前から金属材料を中心に行われてきました。破面には破損に至る履歴が刻み込まれているので、原因究明の糸口として破面解析が有効となるからです。現在ではプラスチックに対しても応用されるようになり、特にエンプラの成形品は重要な機構部品として用いられるため故障解析 (破壊原因調査) は極めて重要なものとなっています。
本セミナーでは、実用的レベルでの破面解析手法について、解析事例を交えて解説します。
会場
株式会社日本テクノセンター 研修室 (東京・西新宿)