軽量化・高精度加工・コストダウンなどが可能なことから、重要度を増す
新プラスチック金型用鋼とその加工技術およびコストダウン
「割れにくさ」と「削りやすさ」を両立させた技術とトラブル対策などを学び、日本のモノづくり優位を死守しよう!
概要
本セミナーでは、金型用鋼を中心に最新の材料技術及び各種加工、表面処理技術を詳解いたします。
また、各種トラブルの要因と対策についても解説いたします。
開催日
2010年6月16日(水) 10時30分~17時30分
受講対象者
- 樹脂部品製造に関わる技術者
- 材料技術、各種加工、表面処理技術に関わる技術者
- 金属部品、硝子部品、エネルギー関連分野の技術者
修得知識
- 樹脂部品製造の最新の材料技術
- 樹脂部品製造の各種加工
- 樹脂部品製造の表面処理技術
- 冶金学的見地からの各種トラブルの要因と、対策についての知識
プログラム
- 日立金属の自己紹介
- 和鋼の歴史と日立金属安来工場、工具鋼の製造工程についてビデオで説明
- 工具鋼とは。その分類と特性
- 冶金学的見地から鋼における炭素、合金元素の影響、各鋼類の代表的組成を説明
- 工具鋼の製造工程と品質
- 製造方法が品質に与える影響、特に再溶解 (ESR,VAR) 、粉末冶金法 等を紹介
- プラスチック金型と金型用鋼の技術動向
- 自動車部品の樹脂化動向
- 代表的樹脂と推奨金型用鋼
- プラスチック金型用鋼の動向
- HPMシリーズの鋼種ラインナップ
- 新汎用プラスチック金型用鋼 HPM-MAGICの特長と活用事例
- ウェルドレス成形に適した高性能金型用鋼 CENA1の特長
- 耐食、鏡面用標準鋼 HPM38、超鏡面用 HPM38S について
- 新しい鏡面仕上げ用プレミアム鋼 HPM-PRO 特長と活用事例
- プラマグ成形に最適、時効硬化性非磁性快削ステンレス鋼 HPM75
- スーパーエンプラ成形に対応する、高耐食時効硬化鋼 ASL407
- スーパーエンプラ成形型の長寿命化に寄与する新しい表面処理被膜
- 表面処理技術動向と新被膜Tribec-PXなどについて
- 新しい各種成形技術に対応する金型用鋼と表面処理
- 金型加工技術の動向 (日立ツールの最新工具による事例を中心に)
- 切削加工とは。高能率切削加工とは。その技術動向。
- 高硬度材の切削加工事例と技術動向
- 鋼種別の加工事例
- HPM-MAGIC、HPM-PRO、CENA1の切削加工事例
- 金型不具合事例 要因別事例解析と対策例の紹介
- 鏡面磨き要領と不具合要因について
- 放電加工要領と不具合要因について
- 割れ その要因と対策について
- ガス焼けについて
- 熱処理歪、加工歪 について
- その他
二酸化炭素排出削減は今や全ての人類にとって最も重要視される行動規範の一つとなり、この“パラダイムの一大転換“によって自動車はより軽量化の方向へ、そしてHEV、EVへと形を変える必要に迫られています。
今後、金属部品や硝子部品の軽量化を目的とした樹脂化が進展することは確実です。燃料電池など今後の成長が期待されるエネルギー関連分野でも樹脂部品製造技術がその重要度を増してゆく可能性が考えられます。
これらの部品はグローバルな適地生産化が図られ、消費地に近い場所へ生産の移転と拡散が進む可能性もありますが、次世代製造業分野でわが国が製造者として引続き重要な役割を果たしてゆくためには、さまざまなレベルでの技術イノベーションを集積し、新しい機能の樹脂部品をより低コストで作り込む技術を日本が世界に先駆けて開発、実用化し続けてゆく必要があります。
プラスチック金型技術はそのための重要な要素技術の一つとなるでしょう。
本講では、樹脂部品製造に関わる全ての方々に、金型材料を切り口にして特に弊社金型用鋼を中心に最新の材料技術及び各種加工、表面処理技術をご紹介します。冶金学的見地から各種トラブルの要因と対策についても説明します。今後の革新へ向けて共に取り組んでゆくための一助となればと考えます。
会場
株式会社日本テクノセンター 研修室 (東京・西新宿)