変化に強い製品を開発するための
プラスチック成形品における強度設計と残留応力低減技術
1人1台PC実習付き
強さの予測方法、成形に伴う残留応力の低減技術についてマスターし、破損・破壊に強い設計をしよう!
概要
このセミナーでは、応力解析、強度評価を進める際に関わるプラスチックの性質、強さを変化させる要因について解説いたします。
また、プラスチック特有の力学的性質について解説し、強さの予測方法、ならびに成形に伴う残留応力の低減技術について詳説いたします。
開催日
2010年3月19日(金) 10時30分~16時30分
修得知識
- プラスチック成形品の強度設計を行う上で必要な下記の知識。
- プラスチックの強さを左右する成形時の要因
- プラスチック特有の力学的性質
- プラスチックの強さを左右する負荷、環境要因
- 残留応力の低減方法
プログラム
- SCATの基本操作
- 回路の作成
- シミュレーション方法
- 「保存と読み込み」や「コピーと貼り付け」や「添付ファイルでの転送」
- プラスチック成形品の強度設計で考慮する事項
- 応力解析を進める際に係わるプラスチック特有の性質
- 結晶化
- 結晶化速度と温度
- 結晶化に伴う収縮
- 結晶化と圧力
- 充填材添加に伴う物性値の異方性と複合則、ウエルド部の強さ
- 異方性の発生メカニズム
- 物性値の異方性、ウエルド強さ
- 充填材添加プラスチックの物性の複合則と異方性
- 粘弾性特性
- 時間~温度換算則と線形粘弾性理論
- 時間温度換算則
- 応力緩和の積分法則とクリープの積分法則
- 温度が変わる場合における重ね合わせの原理
- 温度変化に伴う残留応力発生のメカニズムと解析例
- 熱粘弾性力学モデルによる残留応力発生メカニズムの定性的説明
- 残留応力の解析例
- プラスチックの強さを変化させる要因
- 疲労破壊
- 疲労破壊特性
- 疲労負荷と耐久 (定寿命) 線図
- 繰り返しの負荷に伴う発熱
- 粘弾性材料に繰り返し負荷が加わる際の発熱のメカニズム
- 累積損傷則 (マイナー則)
- 遅れ破壊 (クリープ破壊)
- 遅れ破壊 (クリープ破壊) 現象
- クリープ破壊における時間・温度換算則
- クリープ負荷によるクラックの成長速度
- 熱、紫外線、環境物質による劣化
- 熱劣化
- 紫外線劣化
- 紫外線を含む環境劣化
- 複合劣化
- 環境物質・化学薬品による劣化
- 耐熱性の評価
- 残留応力の低減技術
- 残留応力の測定法
- 残留応力の発生要因
- 測定法
- 成形にともなう残留応力測定例
- 熱可塑性樹脂
- 熱硬化性樹脂
- 低残留応力化材料
- フィラー充填量と成形性
- フィラー形状,粒度分布とモールド材料の粘度
- 残留応力低減成形法
- 超音波射出成形
- 冷熱サイクル成形
- 電磁誘導加熱成形
- 炭酸ガス溶解成形
- 多段速度制御定圧成形
- 射出圧縮成形
- 成形条件と残留歪、残留応力
プラスチックの強度設計では、製品の使用中にプラスチックにどのような応力が生じるかを見積もることも然る事ながら、プラスチックの成形方法、使われる環境、負荷条件を考慮した場合に、プラスチックにどのような強さが期待できるかを見積もることも重要です。
プラスチックの強さなどの性質は、初期の成形時および使用中に変化します。例えば、プラスチックの強さは成形プロセスの影響で異方性を含めた変化を生じ、更に成形に伴い残留応力も生じます。また、使用中の負荷の状態、使用環境、温度、時間の影響によっても強さは変化します。
本講座では、応力解析、強度評価を進める際に係わるプラスチックの性質、強さを変化させる要因について解説いたします。続いて、プラスチック特有の力学的性質について解説し、強さの予測方法、ならびに成形に伴う残留応力の低減技術について解説いたします。
会場
株式会社日本テクノセンター 研修室 (東京・西新宿)